ディズニー&ピクサー最新作『マイ・エレメント』をピート・ドクターも大絶賛!色鮮やかなUSプレミアが開催
ディズニー&ピクサー最新作『マイ・エレメント』(8月4日公開)のUSプレミアがロサンゼルスのアカデミー映画博物館で開催。ピーター・ソーン監督やピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーのピート・ドクターらスタッフ陣、ボイスキャストのリア・ルイス、ママドゥ・アティエらが登壇した。
もしも火、水、土、風というエレメントの世界があったら、どんな性格で、どんな暮らしをしているのか、どうやってふれ合うことができるのか?そんなピクサー史上最もチャレンジングなコンセプトの世界を舞台にした本作。主人公である火の女の子エンバーと、水の青年ウェイドが、1人では気づけなかった新たな“自分の可能性”に出会う物語を描く。
これまで『モンスターズ・インク』(01)や『カールじいさんの空飛ぶ家』(09)など、多くの名作を世に生み出してきたピート・ドクターは「この映画に興奮しています。本当にすばらしい。これこそがピクサー作品です!」と大絶賛。
さらに「誰もが楽しめる内容になっていると思います。私たちはいつも、子どもから年配の方、すべての人に向けて、ユーモアのあるもの、大人向けの洗練されたものなど、みんなが楽しめる要素を作品に入れるよう取り組んでいますが、本作はどんな世代の人でも一緒に観に行けて楽しめる数少ない映画になっています」と語り、チーフ・クリエイティブ・オフィサーとして本作への大きな自信を覗かせた。
監督を務めたピーター・ソーンは「エレメント・シティ」について「“火”や“水”はもちろん、“土”と感じられる建物や“風”と感じられる建物をどうデザインしていくのかなど、エレメント・シティのなかでそれぞれの特性をどう表現するかを考えるために、映画だけではなく、イラストもたくさん見ましたし、リサーチもしました」と、制作過程について語り「“火”や“水”のエレメントは全然違っているけれども、一緒に協力していく、違うからこそお互いの新しい一面を知っていく、というところに私はものすごく共感しました」と感激しきりだった。
最後に、ソーン監督から「本当にたくさんの方に観ていただけたらすごくうれしいです。この夏、ビッグスクリーンで皆さんに観ていただくのが待ちきれません!」と公開を待ち望む世界中の人々へメッセージが贈られた。
会場には、火の女の子エンバー役のリア・ルイス、水の青年ウェイド役のママドゥ・アティエ、プロデューサーのデニス・リームらも登壇し、本作が起こす奇跡の化学反応で会場を魅了。4つのエレメントたちがユニークに暮らす世界を描く本作にふさわしい色鮮やかなプレミアとなった。
文/山崎伸子