第36回東京国際映画祭の審査委員長に『パーフェクト・デイズ』ヴィム・ヴェンダースが決定!
<審査委員長、チェアマンコメント>
●ヴィム・ヴェンダース(コンペティション部門審査委員長)
「東京国際映画祭にまた戻ってこられることを嬉しく思います。以前の私の初めての審査委員長体験は本当に良い思い出しかなく、いまでも当時の審査委員の人たちとは交流があり、お互いに『クローディーさん(プロデューサーのClaudie Ossard)』、『ポールさん(作家のPaul Auster)』、『ヴィムさん(監督ご本人)』と『さん』を付けて日本風に呼び合っています。今年の東京国際映画祭は私が敬愛する巨匠・小津安二郎監督の死後60年、生誕120年の記念すべき年に開催されるもので、そんな機会に参加できることは私にとっては特別なことです」
●安藤裕康(東京国際映画祭チェアマン)
「昨年秋ヴィム・ヴェンダース監督が世界文化賞受賞のため訪日した際、親日家で知られる同監督に今年の審査委員長就任を打診したところ、前向きな反応を頂いて心強かった。そして今年、小津安二郎生誕120年の記念の年に、同監督を敬愛するヴィム・ヴェンダース監督に審査委員長をお引き受け頂くことになって、本当に有意義だと思う。また、同監督の最新作『パーフェクト・デイズ』に主演している役所広司さんが、この度のカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞されたとの素晴らしいニュースも喜ばしい限りだ」
文/鈴木レイヤ
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