『レザボア・ドッグス』撮影時のオフショットも!『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』予告編&場面写真解禁
奇才クエンティン・タランティーノの頭と心の中を出演俳優たちが暴くドキュメンタリー『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』が、8月11日(金、祝)より公開される。このたび予告編と場面写真が解禁となった。
1992年、監督デビュー作『レザボア・ドッグス』(91)で、カンヌ国際映画祭に殴り込みをかけ、一夜で時の人となったタランティーノ。その後も新作を発表するたびに世界中の映画ファンを熱狂させ、“タランティーノ映画”と呼ぶしかない唯一無二のジャンルを打ち立てた。一体どうやって彼は、奇想天外な物語を次々と生みだし、観たこともない映像を作りだし続けるのか?そんな疑問に答えるため、謎めいたタランティーノの頭の中に迫るドキュメンタリー映画が完成した。タランティーノの逸話と秘話をタブーなしで暴露するのは、監督第1作目から8作目の『ヘイトフル・エイト』(15)までに出演した俳優やプロデューサーやスタッフたち。監督は、『6才のボクが、大人になるまで。』(14)のリチャード・リンクレイター監督のドキュメンタリー映画でも高く評価されたタラ・ウッド。かねてより「長編映画を10本撮ったら、映画監督を引退する」と公言しているタランティーノだが、近く完成するであろうラスト1本の前に用意された本作をぜひチェックしていただきたい。
解禁された予告編では、これまでタランティーノ監督作品に携わってきた俳優やスタッフたちが、彼の発言やマル秘エピソードを明かしつつ、その魅力を興奮気味に語る様子が切り取られている。ティム・ロスは「10本撮ったら映画界から退くようだ」と、注目を集めている引退宣言についても触れているようだ。タランティーノ作品から名シーンが抜きだされ「これを観ずして映画好きは語れない!」というコピーの通り、映画好きなら思わず胸が熱くなる映像となっている。
あわせて解禁された場面写真では、タランティーノの監督1作目である『レザボア・ドッグス』撮影時のオフショットや、本編に挟まれるエピソードアニメーションのシーンや、サミュエル・L・ジャクソンらタランティーノ作品の出演者がインタビューに答える姿などが切り取られている。レアな証言がたくさん集められた映画ファン必見の本作に乞うご期待。
文/山崎伸子