佐藤浩市&横浜流星W主演のボクシング映画『春に散る』Wヒロイン山口智子、橋本環奈の表情も写した場面写真解禁
ノンフィクションの名作「深夜特急」三部作をはじめ、数々のベストセラーを世に放ってきた沢木耕太郎の傑作小説を実写化するボクシング映画『春に散る』が8月25日(金)に公開される。このたび本作より、場面写真が解禁となった。
『ラーゲリより愛を込めて』(21)などの人間ドラマの名手、瀬々敬久監督がメガホンをとり、佐藤浩市、横浜流星が主演を務める本作。本作の主人公は、不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤)と、偶然飲み屋で出会い同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜)。広岡に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、黒木は広岡にボクシングを教えて欲しいと懇願する。やがて2人は世界チャンピオンをともに目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。山口智子、橋本環奈がダブルヒロインを演じ、哀川翔、片岡鶴太郎、坂東龍汰、窪田正孝らが出演。先日、主演の横浜がボクシングプロテストに合格したことでも大きな反響を呼んでいた。
今回解禁された場面写真は、広岡と黒木、そしてダブルヒロインの令子(山口)と佳菜子(橋本)の姿を捉えたもの。試合中にリングで真っ直ぐと見つめ合う広岡と黒木からは、無謀とも言える戦いに挑む、覚悟が感じられる。2人がトレーナー、選手として信頼関係を強めようとするなか、佳菜子の作った弁当をつつく姿も。さらに、広岡と令子が桜が咲く前の木の下で、視線を交えず話をする様子、黒木と佳菜子の2人が、微妙な距離感でショッピングモールで買い物をする姿も解禁。ボクシングに命を懸ける男たちを見守りつつも、挑戦する2人を大切に思うからこそ複雑な感情を持つ令子と佳菜子の繊細な感情表現にも期待が高まる。
いまの時代、未来は予測不可能であることを心に刻まれた私たちに、“いまこの瞬間を生き切る”ことを教えてくれる本作。胸を熱くする本作のドラマを楽しみに待ちたい。
文/鈴木レイヤ