堂本光一「稽古も楽しみ!」ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」で宇宙へ飛ぶ!?

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堂本光一「稽古も楽しみ!」ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」で宇宙へ飛ぶ!?

ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」の製作発表が6月23日、帝国ホテルにて行われ、オールキャスト情報が解禁となり、堂本光一観月ありさ森公美子鈴木ほのか芋洗坂係長岸祐二彩吹真央小堺一機、日本版演出を務めるウォーリー木下が本作にかける思いを語った。

初めての帝国劇場にワクワクと微笑んだ観月ありさはチャーリーの母、バケット夫人に!
初めての帝国劇場にワクワクと微笑んだ観月ありさはチャーリーの母、バケット夫人に!

10月に帝国劇場、2024年1月に福岡の博多座、1月から2月には大阪のフェスティバルホールにて上演される本作の原作は、1964年の出版以来、長らく世界的なベストセラーとなっているロアルド・ダールの「チョコレート工場の秘密」。1971年と2005年に映画化され、ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の『チャーリーとチョコレート工場』(05)は独創的なビジュアルで高い評価を得ている。本作は映画同様小説を原作にしたミュージカル版の日本初演だ。

【写真を見る】キャストからフライングを期待されている堂本「飛ぶのかな?浮くのかな?」と仄めかす場面も
【写真を見る】キャストからフライングを期待されている堂本「飛ぶのかな?浮くのかな?」と仄めかす場面も

主人公、ウィリー・ウォンカ役の堂本は「おもちゃ箱をひっくり返したよう、という表現がありますが、これはひっくり返してぶっ壊すような作品です」とニヤリ。「人間の愛情や、エゴ、いろいろなものが詰まっているので、舞台を観たみなさんにどんな感想を持ってもらえるのか楽しみですし、これから始まる稽古も楽しみです」と笑みを浮かべた。2013年に英ウエストエンドで、2017年には米ブロードウェイにて上演されている作品への挑戦について「ミュージカル版と映画版ではウォンカのキャラクターも違っています。世界中にいろいろな捉え方のウォンカ像があるので、日本版のウォンカをどう演じていこうか、まな板の上にのって(演出の)ウォーリーさんにとにかく捌いていただきたいという気持ちでいます」と意気込みを語った。映画も小説も好きだという木下はスタッフとの会議に触れ「スタッフからいろいろなアイデアが飛び出し、会議がなかなか終わりません。(難しいと思ったことも)実験を繰り返しながら作ることにこだわっていきたいです」と力を込めた。

意外という声も。堂本と観月は芝居では初共演!
意外という声も。堂本と観月は芝居では初共演!

チャーリーの母、バケット夫人を演じる観月は帝国劇場初登場。さらに、堂本とは芝居で共演するのは本作が初という観月は「先日、『SHOCK』を観たのですが、光一さんの身体能力の高さを感じる舞台で、あっという間に3時間が過ぎていました。飽きることのない舞台で、感動しました。そんな光一さんとご一緒できるのはとても光栄です。どうぞよろしくお願いいたします」と深々とお辞儀をする。衣装や世界観がポップでかわいいと話した観月は「衣装もセットも楽しみです。日本版ならではの演出にも期待しています」とし、木下には「お手柔らかにお願いいたします」と笑顔で伝えていた。

笑顔あふれるフォトセッション
笑顔あふれるフォトセッション

チャーリーと共にチョコレート工場に足を踏み入れる子どもたちの保護者、グループ夫人は森と鈴木のWキャスト。日本に来ている外国人観光客もぶっ飛ぶような衣装や演出になるはずと話した森に、堂本が「モリクミさんもぶっ飛んでるよ!」とツッコミ、会場は大爆笑。「光一くんは飛ぶんじゃないかと思う」と目をキラキラさせた森は「私も飛ぶ準備をしておきます!」と宣言し、さらなる笑いを誘っていた。堂本の“フライング”に期待をしているキャストも多いようで、どんな風に飛ぶのかを予想しながら思い思いに口にする。

日本版演出を務めるウォーリー木下
日本版演出を務めるウォーリー木下

キャストのトークに耳を傾けていた堂本が、今月24日から28日までプレビュー公演、翌29日から8月31日まで同じく帝国劇場で上演となる「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」に触れ、「向こうに予算が取られていないか心配、大丈夫?」と木下に問いかける場面も。さらに本作は「ブロードウェイ版でも飛ぶ演出があるし、奇想天外なことばかり出てくる」とさまざまな仕掛けができそうな作品と予算を気にしつつ補足。これから演出を詰めていくと話した木下が、注目のフライングに関しては現時点では「光一さん、宇宙へ飛び立つ!?」と(記事に)書くよう取材陣にリクエストし笑わせ、観客にも本番までいろいろと演出を想像しながら期待ほしいとしていた。


チャーリー役の子役たちは祖父、ジョー・おじいちゃん役の小堺一機と仲良く登場
チャーリー役の子役たちは祖父、ジョー・おじいちゃん役の小堺一機と仲良く登場

チャーリー・バケット役には、小野桜介、張适、涌澤昊生のトリプルキャストが決定している。「僕は座長だけど、チャーリーが主役」と話した堂本は「懐いてもらえるように頑張ります(笑)」とニッコリ。さらにこの日がキャストのほぼ初顔合わせだったことも明かし、「ちゃんと挨拶してなかったね。よろしくね」と優しく語りかけると、チャーリー役の3人はうれしそうに「よろしくお願いいたします、頑張ります!」と答え、イベント会場は和やかなムードに包まれた。

取材・文/タナカシノブ

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