『SEE HEAR LOVE』山下智久&新木優子、韓国滞在の舞台裏に密着!原作者との初対面やファンの熱量受け取り「感謝の気持ちでいっぱい」

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『SEE HEAR LOVE』山下智久&新木優子、韓国滞在の舞台裏に密着!原作者との初対面やファンの熱量受け取り「感謝の気持ちでいっぱい」

山下智久新木優子が映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』(Prime Videoにて独占配信中、7月7日より全国劇場にてディレクターズカット版公開)を引っ提げて、アジア地域を巡るプロモーションツアーを敢行。MOVIE WALKER PRESSでは、韓国を訪れた山下と新木に密着!イ・ジェハン監督や原作者のNASTY CAT、そして韓国のファンと対面を果たした舞台挨拶の裏側や、現地の滞在を楽しんだ2人の素顔をたっぷりとお届けする。

舞台挨拶のバックステージで、原作者のNASTY CATと初対面!

ラブストーリーの金字塔『私の頭の中の消しゴム』(04)のイ・ジェハン監督が人気ウェブ漫画を映画化した本作。次第に目が見えなくなる病を患った漫画家の真治(山下)と、それを支える生まれつき聴覚障害を持つ女性、響(新木)のせつなくも温かな愛を描く物語で、山下が6年ぶりに王道ラブストーリーに身を投じたことでも話題となっている。

ポスターから抜け出してきたような美しさ!スーツ&ドレス姿で韓国での舞台挨拶と会見に臨んだ
ポスターから抜け出してきたような美しさ!スーツ&ドレス姿で韓国での舞台挨拶と会見に臨んだ

アジア地域を巡るプロモーションツアーの最初の地となったのは、監督と原作者の故郷である韓国だ。山下と新木は、記者会見の場所となるホテル、インターコンチネンタル ソウルCOEXで支度を開始。山下はビシッとしたスーツ姿、新木は華やかなドレスに身を包んだ。ホテルの窓から晴れやかな青空を眺めつつ、「気候もいいですね!」と笑顔を見せ合う2人はスタート地点から息ぴったり。スタッフも巻き込みながら和やかなトークを繰り広げ、ハートマークを送りながら写真撮影に応じてくれた。

ソウル市内の映画館、MEGABOX COEXで舞台挨拶が行われた
ソウル市内の映画館、MEGABOX COEXで舞台挨拶が行われた

お昼ご飯を終え、まずはソウル市内の映画館、MEGABOX COEXでの舞台挨拶に向かった。バックヤードではイ・ジェハン監督と再会した他、原作者のNASTY CATと初対面。NASTY CATは妻子と一緒に駆けつけ、父親の背中につかまりながらあどけない表情を見せる男の子に、山下と新木も「かわいい」と目尻が下がりっぱなし。

イ・ジェハン監督とも再会!原作者のNASTY CATはご家族と共に駆けつけ、みんな一緒に写真撮影に応じてくれた
イ・ジェハン監督とも再会!原作者のNASTY CATはご家族と共に駆けつけ、みんな一緒に写真撮影に応じてくれた

NASTY CATと会うことができた感想を直撃すると、「すごく温かい言葉をかけていただいた」と山下。「以前僕が出演したドラマ『野ブタ。をプロデュース』や『プロポーズ大作戦』は韓国でも放送されていて、NASTY CATさんも観てくださっていたそうです。『あなたが真治役に決まったと聞いた時には感激しました』と当時の心境を伝えてくださって、すごくありがたかったです」としみじみ。「僕自身、何年も前に『私の頭の中の消しゴム』に感動して、今回憧れのイ・ジェハン監督とご一緒することができた。ものづくりをしていると、こうして時間を超えてうれしい出会いを果たせるんだと思うと、とても感慨深いです」と喜びをかみ締める。

舞台挨拶の前には、劇場ロビーにファンが列を作っていた
舞台挨拶の前には、劇場ロビーにファンが列を作っていた

新木は「NASTY CATさんが『響のモデルになったのは自分の奥さんなんです』と奥様を紹介してくれました。本物の響に会えて、とてもうれしかったです。奥様はNASTY CATさんを見つめる目がずっとハートになっていて、本当に大好きなんだなということが伝わってくる。とてもステキなご夫婦だなと思いました」と惚れ惚れ。「NASTY CATさんは物腰が柔らかくて、さわやかで、一目お会いしただけでも包み込むような優しさを持っている方だと感じました。この方が心を込めた作品に関わらせていただけたんだと、さらにうれしくなりました」と温かな作品そのもののような原作者の姿を目にしたという。

遠方から駆けつけたファンの熱量を受け取り「とても幸せ」

山下と新木が会場に姿を現すと、大歓声が沸き起こった
山下と新木が会場に姿を現すと、大歓声が沸き起こった

舞台挨拶の前には、劇場ロビーにファンが列を作り、ワクワクしながら本作の上映に向けて待機。上映後の会場に足を踏み入れると、ペンライトや「Only For You」とつづった手作りのステッカーを持参して応援するファンも多く見受けられるなど、山下と新木の登場を待ちに待っていた観客の熱気でムンムン。いよいよ2人がステージに姿を現すと「キャー!」という大歓声が沸き起こった。山下は「アンニョンハセヨ。皆さんにお会いできてうれしいです」と韓国語で挨拶。新木も「アンニョンハセヨ。皆さんにとてもお会いしたかったです」とこちらも韓国語で呼びかけた。

ファンと一緒にフォトセッション
ファンと一緒にフォトセッション

ファンの黄色い歓声に包まれながら、2人が本作に込めた想いを熱っぽく語っていたが、舞台挨拶を終えた山下は「会場まで5時間くらいかけてやって来たくれた方もいたと聞きました。韓国で皆さんにお会いするのは本当に久々だったんですが、それにも関わらず情熱を持って駆けつけてくださる方々がいて感謝の気持ちでいっぱいです」とにっこり。「活動をするなかでは、ファンの皆さんに少しでも恩返しできたらという気持ちもあります。こうして映画と共に韓国に戻ってこられて、とても幸せです」と語る。新木は「場内に入ったら、目の前にいる皆さんがすごい熱量を持って映画を観てくださったことが、表情からも伝わってきました。それがなによりうれしかったです」と声を弾ませていた。

記者会見では本作に込めた想いをたっぷりと語った
記者会見では本作に込めた想いをたっぷりと語った

MEGABOX COEXでの舞台挨拶を終えた2人は、インターコンチネンタル ソウルCOEXへと戻り、記者会見に臨んだ。会場には約70媒体、100名ほどの記者が集まり、本作への関心の高さがうかがえた。フォトセッションでは「(会見場の背後に貼ってある)本作のポスターと同じポーズをして」「指ハートをして」「2人でハートを作って」など次々とリクエストがあがったが、山下と新木はその一つ一つに丁寧に応じるなど、そのサービス精神旺盛な姿に記者陣も大喜び。山下が、ファン手作りの「Only For You」ステッカーを披露する場面もあった。

ファン手作りのステッカーを披露した
ファン手作りのステッカーを披露した

会見では韓国を訪れた感想について質問された山下が、「韓国に来るたびにファッションやカルチャー、音楽などいろいろと学ぶことが多く、刺激もたくさんもらえる。充実した数日間を送っています。久々に韓国に住んでいる友人たちにも会うことができて、とてもうれしく思っています」と回答。「久しぶりの韓国訪問。とてもうれしいです」と切り出した新木も、「日本と時差もなく、気候も似ています。すごく温かみを感じながら、楽しい時間を過ごしています」と幸せそうに吐露。「本格的な韓国のキムチが大好きなので、ぜひ食べたいです」と希望を口にすると、山下も「サムゲタン、カルビタン、ソルロンタン、キムチチゲ、チヂミが大好きです。日本でもよく食べています」と好きな韓国料理を並べ上げ、会場を笑わせていた。

たくさんのフラッシュを浴びて、指ハート!
たくさんのフラッシュを浴びて、指ハート!

山下智久と新木優子の穏やかな人柄が、周囲の士気を高めた韓国プロモーション

舞台挨拶や会見、インタビューなど精力的に韓国でのプロモーション活動に専念した2人。夕食は同行スタッフと一緒に焼肉屋でお肉や名物の冷麺に舌鼓を打ったという。ハードなスケジュールのなか、山下と新木の穏やかな人柄が周囲を癒し、気さくに会話を交わし合い、どの瞬間も笑顔にあふれていたのが印象的だ。

【写真を見る】山下智久&新木優子、同行スタッフと一緒に焼肉屋さんへGO!夕食の写真もシェアしてくれた
【写真を見る】山下智久&新木優子、同行スタッフと一緒に焼肉屋さんへGO!夕食の写真もシェアしてくれた

今回のプロモーションツアーでは、韓国を皮切りに、香港、台湾、タイを訪れ、舞台挨拶を行うことになっているが、山下は「ありがたいことにどの場所も訪れたことがあるので、各地に久々に戻れることも楽しみですし、どのように街が変化しているのかも楽しみです。もちろん食事も楽しみ。台湾ならば天津も有名ですし、台湾式ラーメンも食べたいです」と期待。新木は「香港と台湾は、初めての訪問になります。どちらもスイーツも有名なので、食に関してもとても楽しみ」と微笑みながら、「今年の春は、別の作品の撮影でタイに滞在していたんです。そこにまた戻れることもうれしいです」とこれからのツアーに胸を躍らせる。

仁川国際空港にて。笑顔で手を振り、香港へと旅立った
仁川国際空港にて。笑顔で手を振り、香港へと旅立った

仁川国際空港では、お見送りのファンに手を振り、次の目的地である香港へと旅立った。山下が「この作品は、言葉の壁を取り除き、人間が持っているコアな部分。人間の奥深くにある愛を表現することを意識して作りました。世界中の皆さんに届けられるような作品になればいいなと願っています」と普遍的な人々の深い結びつきを描いた作品だと、力強く語った本作。山下と新木が心を込めて、愛の物語を世界中へと届けていく。

取材・文/成田おり枝

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