『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』ジョン・ウィリアムズが参加するオリジナルサントラが配信開始
ジェームズ・マンゴールド監督、スティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス製作総指揮による「インディ・ジョーンズ」シリーズ第5作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(公開中)。本作のオリジナル・サウンドトラックが配信開始となった。
本作で音楽を手掛けたのは、『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(81)以来、シリーズ全作品の音楽を手掛ける、世界で最も尊敬される現役の映画作曲家、御年91歳のジョン・ウィリアムズ。アカデミー賞を5回受賞し、53回ノミネートされているウィリアムズは、「私がやろうとしたのは、この作品にノスタルジアの側面を取り入れることです」と語っており、インディ最後の冒険の興奮を増幅させるだけでなく、映画のフィナーレを含め、最も感動的で深く心に響く瞬間を音楽で見事に彩っている。
また主演のハリソン・フォードについて、ウィリアムズは「インディ・ジョーンズを素晴らしくするのは彼の才能ですよ。どんなにドラマチックなシーンにも、少し頬を笑わせたり、目を輝かせたりする要素を加えられるんです」とコメント。一方、監督のマンゴールドはウィリアムズに対し「ジョン・ウィリアムズは伝説だ。彼は映画製作における私の真の芸術的ヒーローの一人であり、多くの映画に深いインスピレーションや影響を与えてきました」と絶賛する。
オリジナル・サウンドトラックには心躍る軽快にして雄大なお馴染みのテーマ曲のほかに、ヴァイオリン・ソリストのアンネ=ゾフィー・ムターによる卓越した演奏が印象的な「Helena's Theme」など、本作の為に書き下ろされた楽曲が全18曲収録されている。「Helena's Theme」について、作曲したウィリアムズは「監督に、40年代や30年代のハリウッドの主演女優の為に作曲されたような曲を書くよう言われました。Helenaは各地の恋人とともに冒険し続けている。全ての冒険を美しくこなせるような人です」と語る。
フォード演じるインディ最後の冒険となる『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』。彼らのアドベンチャーを彩る、ウィリアムズの音楽にぜひ耳を傾けてほしい。
文/サンクレイオ翼