スカーレット・ヨハンソンがあの映画スター風に?『アステロイド・シティ』日本版予告編が公開
『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)でアカデミー賞4部門を受賞し、『犬ヶ島』(18)でベルリン国際映画祭銀熊賞をしたウェス・アンダーソンが監督、脚本を務めた最新作『アステロイド・シティ』が9月1日(金)より公開される。このたび、日本版予告編が解禁となった。
アメリカでの予告編公開直後に、国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks」でトレンド1位を獲得し、すでに日本でも注目が集まっている本作。原案はアンダーソン監督と盟友ロマン・コッポラの共作となり、脚本はアンダーソン監督が単独で務めた。キャストには、アンダーソン監督作品ではおなじみの、ジェイソン・シュワルツマン、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォーらに加え、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレル、マット・ディロンなど豪華キャストたちが共演する。アメリカ公開の週末成績でアンダーソン監督史上最高記録を樹立している。
解禁された予告編は、シュワルツマン演じる主人公のオーギー・スティーンベックと、ハンクス演じるオーギーの義父スタンリー・ザックの電話シーンで幕を開ける。車が爆発したオーギーと子どもたちは、砂漠の街“アステロイド・シティ”で開催される“ジュニア宇宙科学大会”のためにアステロイド・シティに滞在することに。オーギーの息子ウッドロウをはじめとする科学賞の栄誉に輝いた5人の子どもたちとその家族が続々と集まり、祭典が始まるが、突如、緑色の光に包まれ、まさかの宇宙人が到来する!?軍によって街は封鎖され、宇宙人を目撃した人々は隔離されてしまうが、はたして小さな街に起きた、国を揺るがす大事件の行方はいかに?
豪華ハリウッドスターが大集結した本作だが、なかでも注目なのはウェス監督作品初出演となるハンクスとヨハンソンだ。ハンクス演じるスタンリーは、オーギーの妻である娘を亡くした父親である。腰にさしこんでいるピストルが印象的退役軍人である彼は、戦場カメラマンであるオーギーとどのような関係を築いているのだろうか。一方、ヨハンソンが演じるミッジ・キャンベルは、映画スターのシングルマザー。マリリン・モンローを彷彿とさせる彼女は、妻を亡くしたオーギーと心を通わせていく。アステロイド・シティで出会った2人をつなぐ感情とは?
おかしくて、ちょっとせつない、ウェス監督最高傑作と呼声の高い『アステロイド・シティ』。今後の続報にも期待してほしい。
文/山崎伸子