GENERATIONSが震える!『ミンナのウタ』完成披露試写会でホラークイーン”さな”が恐怖のカセットテープを手渡し
GENERATIONSが本人役で主演を務める清水崇監督最新作『ミンナのウタ』(8月11日公開)の完成披露試写会が7月11日、丸の内ピカデリーにて開催され、白濱亜嵐、片寄涼太、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太、数原龍友、早見あかり、マキタスポーツ、清水監督が登壇した。
劇場全体をお化け屋敷風に造り込んで行われたイベントでは、GENERATIONSのメンバーが撮影を振り返りつつ、ネタバレに気をつけながら怖かったシーンを告白。白濱は逆再生のシーンをピックアップし「撮影していてもとても怖かったです」と報告。関口が変な声を出すシーンがあったそうで、「メンディーさんがおかしくなって…」と状況を説明しようとするが、思い出し笑いが止まらない。早見がすかさず「ちょいちょいメン子が出て来ておもしろかった」とフォローすると、「メン子出て来てた!」とメンバーの意見が一致。
難しさもあり怖くもあったのは「シャワーシーン」と答えた片寄が「(湯気でガラスが)くもるし、怖さの表現のタイミング(を図るの)が難しかったです。あとは泡での隠し具合。皆さん、今日帰ったらシャワーが怖くなると思います」と来場者の恐怖を煽ると、関口が「僕はもっと王子(片寄)の露出が見たかった」とニヤリ。泡をもっと少なめにして欲しかったと個人的なリクエストを口にし、会場の笑いを誘っていた。主題歌について数原が「いままでの楽曲史上、最も対極な色が詰まったものになりました。(作品の世界観に)めちゃめちゃ寄せました」と胸を張ると、清水監督は最初に楽曲を聞いた時、いつものGENERATIONSの楽曲とは印象が違っていたため「こんな感じにしていいんですか?」と心配になったとしながらも、個人的には好きなタイプの曲でとても気にっていると笑顔を浮かべていた。
「ロケーションが怖い!」と強調した小森は、深夜のラジオブースでの撮影シーンが怖かったそうで「今日もこの後行くのですが…」と不安そうな表情を見せる。続けて、女性スタッフが倉庫で片付けをするシーンにも触れ、「倉庫、めちゃくちゃ怖い。いい倉庫です」とニヤニヤしながらも、怖いポイントをしっかりとアピール。怖いと言いながらもノリノリで話す小森の姿を見ていたマキタが「しゃべる時に、一歩前に出るのも芸人っぽいし、そもそも声が芸人のノリ」と指摘すると会場は大爆笑。小森はメンバーよりも一歩前に出た状態で、「目立つためには、前に出ないと!」と笑い飛ばし、デビューからこれまでに身につけた自分の見せ方だとも補足していた。
内容を知っていても暗いシーンでは怖さを感じると話した佐野は「マキタさんが部屋にいるだけで、(怖いものは)なにも見えないのに、構えちゃって(笑)。来るか?来るか?みたいなポイントが散りばめられている映画なので、恐る恐る観てもらえたらと思います!」とおすすめ。関口は予告でも流れているシーンに触れ、「純真無垢な男の子が無言で走ってくる状況は想像以上に怖いです」とし、撮影の都合上、斜めに走らなければならないシーンで右足と右手が一緒に出しながら、変な走り方をしていた男の子の姿を思い出して「あれは呪いです」と断言。まるでホラー映画の撮影現場で起きがちな“あるある”の怖いエピソードのように披露して、トークを盛り上げていた。
廃墟シーンが怖かったという中務が「なんで入っちゃうの?っていう感じ。(怖いシーンなので)みなさん、今後は深夜の廃墟には行けなくなると思います」と語り、「深夜の廃墟に行く機会はめったにない」とすかさずメンバーが声を揃えて鋭いツッコミが入るなど、GENERATIONS全員での流れるようなトークにファンは大喜び。初めてホラー映画を最初から最後まで観たという早見は、ホラーは苦手だけど「スクリーンで観るべきだと思いました。後味は悪くないので、初ホラーにはおすすめ」と笑顔も見せていた。マキタが気になったのは撮影方法で「割と人力でした。こうやって撮るのか、これが怖さになるのか」と出来上がりを想像しながら現場にいたと話すと、清水監督は「CGを使えば怖さを出すのは楽。だけど、生身の肌感、怖さを大事にしたいので、予算に関係なくアナログ、人力でやると決めています」とホラー映画作りのこだわりも明かしていた。
イベント終盤には本作に登場するホラークイーン“さな”がサプライズで登場。映画のキーアイテムであるカセットテープを手に、劇場後方からゆっくりと歩く姿に会場のあちこちから悲鳴が。さなはステージにも上がり、メンバー数人にカセットテープを手渡す場面も。フォトセッションではメンバーに促され、真ん中に陣取り、怖さを引き立てる写真に一役買っていた。
取材・文/タナカシノブ