釘宮理恵、好きなセリフは「兄さん」。等身大アルの登場に朴ロ美と大興奮!
荒川弘の人気コミックを映画化する『鋼の錬金術師』(12月1日公開)のファンイベントが7月12日に新宿ピカデリーで二部構成で開催され、「漫画・アニメの部」にアニメ版の声優を務めた朴ロ美(エドワード役)、釘宮理恵(アルフォンス役)が出席。ファンの前で“ハガレン愛”を爆発させた。
本作は、亡き母を生き返らせようとするが、人体錬成に失敗した兄・エドと弟・アルが、すべてを取り戻すために旅を続ける姿を描くファンタジー・アクション映画。朴は「実写映画の衣装を担当してるのが、私の大親友なんです」と告白。「彼女には漫画を貸しました」と自ら参考資料を渡したそうで、実写映画化について「とんでもなくうれしい。大親友が関わるということで、ものすごく縁深くて、まためちゃくちゃうれしくなっちゃった」と喜びを語った。
釘宮は「すごいですよね」としみじみ。「埋もれてほしくない作品。時を経てもまた新たなものが生まれてくる作品なので、『ハガレン』ってすごいんだなと改めて感じました」とその偉大さを実感したという。
2人にとっても大きな存在となっている様子で、朴は『鋼の錬金術師』を「バイブル、聖書に近い存在」とコメント。「生きるとは、命とは、自分を貫くとはとか、いろいろなことを教えてくれる作品。魅力がありすぎて、一言では語れない」と話す。
釘宮も、『鋼の錬金術師』を経て「その後の人生が大きく変わっている。携わっていたことが聖域化されている。聖域化されすぎて、アンタッチャブルなところがある」と並々ならぬ思い入れを吐露。「『立って歩け、前へ進め』というセリフなど、すごく影響を受けている」と明かした。
また「好きなセリフ」として、釘宮は「兄さん」をセレクト。「アルと言えば、“兄さん”。“私と言えば兄さん”というところもその後の人生に付加されている」と妹キャラクターを演じることが多いことに触れ、「とにかく何百回も言った」と楽しそうに話していた。
実写映画の出演者陣とのフォトセッション時には、等身大アルフォンスが登場。朴が「アル!」と興奮すると、釘宮も「兄さん!」と呼応。「かっこいい。癒し感がある!」と笑顔を弾けさせていた。【取材・文/成田おり枝】