原作ファンの本田翼、『鋼の錬金術師』実写版ヒロイン抜擢に「すごいプレッシャー」
全世界累計7000万部を超える人気コミックを実写映画化する『鋼の錬金術師』(12月1日公開)のファンイベントが7月12日に新宿ピカデリーで二部構成で開催され、「映画の部」に本田翼、本郷奏多、佐藤隆太、曽利文彦監督が登壇。本田が「すごくプレッシャーがかかる役」と“ハガレン”ファンを前に重圧を語った。
本作は、幼き日に最愛の母親を亡くした兄・エドと弟・アルの波乱に満ちた冒険と成長を描くファンタジー・アクション映画。主人公のエド役を、Hey! Say! JUMPの山田涼介が演じる。
本田が演じるのは、兄弟の幼なじみであるヒロイン、ウィンリィ役。スクリーンにキャラクタービジュアルが映し出されると「大丈夫かな」と不安げな本田。会場からは熱い拍手が送られ、「ありがとうございます!よかった…」とようやく安堵の表情を見せた。
「連載当初から読んでいたので、大ファンなんです」と本田自身、原作の大ファンだそうで、「自分がやるとなった時は、不安とうれしさが混じり合って、何も言えなかった」と告白。「すごくプレッシャーがかかる役だった」とファンの気持ちがわかるだけに、重圧がのしかかったという。
家族を愛するヒューズ役の佐藤は「僕も家族がいるので、共感できる」と役柄への愛情を語り、「ファンの多い役。ビジュアル面でも自分のなかでできる限りのことをして、がんばりました」と意気込みたっぷり。
本郷が演じるエンヴィのビジュアルが映し出されると、会場からはひときわ大きな歓声が上がり、本郷は「ありがとうございます」と恐縮しきり。本郷も原作ファンだそうで「髪の毛の質感など、どうやってビジュアルを作っていいか監督とたくさん相談した。衣装合わせも5、6回やって、すごくこだわってビジュアルを作った」と綿密に役作りに挑んだ。
ステージでは、映画『鋼の錬金術師』の入場者プレゼントとして、原作者・荒川弘によって7年ぶりとなる新作エピソードを描き下ろした特別編コミックスが配布されることが発表された。本郷は「すごいですね。ヤバくないですか!?」と興奮しきりだった。【取材・文/成田おり枝】