『マイ・エレメント』ウェイド役の玉森裕太がピクサーを訪問！歴史ある壁にサインする場面も

火、水、土、風のエレメントたちが暮らす世界を描くディズニー＆ピクサー最新作『マイ・エレメント』(8月4日公開)。このたび、本作でウェイド役の日本語版声優を務める玉森裕太によるピクサー・アニメーション・スタジオ突撃レポートが到着した。

色鮮やかなエレメントたちの暮らすエレメント・シティを舞台とする本作。父の店を継ぐという夢に向かって頑張る火の女の子、エンバーは、ある日自由な心を持つ自分とは正反対の水の青年、ウェイドと出会う。ともに時間を過ごし少しずつ心を通わせていくが、“火”と“水”というお互いを消してしまう特性を持つ2人は、触れあうことすらできない。やがて正反対の2人の心が触れあうとき、“ロマンティックな奇跡”が起こる。

今回解禁となったのは、主人公のひとりである水の青年、ウェイドの日本版声優を務めた玉森が、ロサンゼルスにあるピクサー・アニメーション・スタジオを訪問した際のレポート。「本作の最初のコンセプトは『火が水に恋をしたらどうなるのか？』という一つの疑問から始まりました」と語るピーター・ソーン監督に、玉森が自身の演じたウェイドついて質問すると「ウェイドは、つらい思いを抱えている相手のために、自分がなにをしてあげられるんだろうと考えているような優しいキャラクターです。感情が豊かなウェイドの表現は一番難しかったですね。そして水は相手を反射させるので、エンバーにとっても出会った当初はただの水のエレメントでしたが、お互いを知っていくうちにエンバーはウェイドの中に自分自身を見るようになり、大事な存在へと移り変わっていきます」と熱く解説する。反対に、「(ウェイドのように)あなたもロマンティックなタイプですか？」と監督に尋ねられ、「めちゃくちゃロマンティックです！」と玉森が答えるなど、終始和やかな雰囲気の訪問となった。

また、歴代ピクサー作品が生まれたピクサーのメインオフィスである「スティーブ・ジョブズ・ビルディング」にて、玉森が無数のサインが施された赤い壁に案内される場面も。実はこの壁は非常に特別な場所で、歴代のピクサー作品で声優を務めたハリウッドスターたちがスタジオを訪れた際、サインを残していく壁だという。『トイ・ストーリー』(95)でウッディを担当したトム・ハンクスをはじめ、『カーズ』(06)でカーズの声優を務めたオーウェン・ウィルソンなど、名だたるスターのサインを紹介されると、スタッフから「ぜひ君もサインをしないか？」という言葉が。「僕が書いていいんですか？こんな経験できると思わなかったです」と恐縮しながらも、喜びを見せ、玉森は日本人声優として初めて赤い壁にサインを残した。玉森は今回の訪問を振り返り「ピクサーファンとして、目に映るものすべてが素晴らしく、とても濃い時間を過ごせました。多くの方がたくさんのアイディアを出し、ブラッシュアップを重ねた結果が僕たちに届き、幸せな気持ちにさせてくれるんですね」と語っている。

エンバーとウェイドの奇跡の出会いはエレメント・シティにどのような化学反応を起こすのだろうか？ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年の記念イヤーに贈る、イマジネーションあふれる物語に期待が高まる。

文/鈴木レイヤ