宮沢りえ、磯村勇斗ら共演の問題作『月』特報映像&ティザービジュアルが一挙公開に
芥川賞作家の辺見庸が実際に起きた障がい者殺傷事件をモチーフに執筆した同名小説を、『舟を編む』(13)や『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(17)の石井裕也監督が映画化した『月』(10月13日公開)。このたび本作の特報映像と4点のティザービジュアルが解禁された。
宮沢りえが主演を務め、オダギリジョーと磯村勇斗、二階堂ふみらが共演する本作の舞台は、深い森の奥にある重度障がい者施設。施設で働くことになった元有名作家の堂島洋子は、ほかの職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにする。そんな世の理不尽に誰よりも憤っているのは、同僚の絵の好きな青年さとくん。彼のなかで増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴うかたちで徐々に頭をもたげていく。
このたび解禁された特報映像は、穏やかなメロディーと共に重度障がい者施設の日常から始まる。働き始めたばかりで真摯に仕事と向きあう、宮沢演じる洋子をはじめ、二階堂演じる陽子が慣れた手つきで髪を結う姿や、磯村演じるさとくんが入居者と心を通わせていく姿。しかしさとくんの「この国の平和のために、障がい者たちを殺すよ」の一言で様相は一変。ついにその日を迎えることに。
あわせて解禁された4点のティザービジュアルでは、洋子と陽子、さとくん、そしてオダギリジョー演じる洋子の夫・昌平の表情が、それぞれ闇夜に浮かぶ月のように写しだされている。『新聞記者』(19)や『MOTHER マザー』(20)など、これまでも様々な野心作を世に放ってきたスターサンズが社会と人間の深部へ果敢に斬り込んだ本作を、劇場のスクリーンでその目に焼き付けてほしい。
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