杉咲花が「精根尽きはてるまで心血を注いだ」意欲作『市子』12月8日に公開決定！

プロポーズを受けた翌日に突然姿を消した女性の人生を描く、杉咲花主演作『市子』が12月8日(金)に公開されることが決定。あわせて本作のキャスト情報が解禁。さらに、ティザービジュアルと特報映像が到着した。

本作は、監督の戸田彬弘が主宰する劇団チーズtheater旗揚げ公演作品でもあり、サンモールスタジオ選定賞2015では最優秀脚本賞を受賞した舞台「川辺市⼦のために」が原作。恋人の長谷川義則(若葉竜也)からプロポーズを受けた翌日に、突然姿を消した川辺市子(杉咲)。彼女の行方を追う長谷川は、これまで市子と関わりがあった人々から証言を得ていく。すると、彼女の底知れない人物像と、せつなくも衝撃的な真実が次々と浮かび上がってくるのだった。

痛ましいほどの過酷な家庭環境で育ちながらも”生き抜くこと”を諦めなかった市子を演じた杉咲は「精根尽きはてるまで心血を注いだことを忘れられません。その日々は猛烈な痛みを伴いながら、胸が燃えるほどあついあついものでした」と撮影を振り返る。また、市子が3年間ともに暮らしていた恋人の長谷川を演じる若葉は「この映画を軽薄に人間をカテゴライズして『わかっている』と安心したがる人に観て欲しいです。この映画が寂しくて寂しくて頭がおかしくなりそうなひとりぼっちの誰かに届いてほしいです」と本作について語った。また、森永悠希、渡辺大知、宇野祥平、中村ゆり、倉悠貴、中田青渚、石川瑠華、大浦千佳らが共演し、市子の知られざる人物像や過去を第三者の目線から映し出していく。

あわせて解禁となったティザービジュアルは、杉咲演じる市子の姿を切り取ったもの。正面を向く市子だが、顔に手をかざしているため表情を読むことが出来ず、彼女の心情、真の姿への想像を掻き立てられる仕上がりに。

また、あわせて公開となった特報映像は、市子が失踪するまでの恋人、長谷川との幸せな日々からスタート。なぜ、彼女が自らこの暮らしを捨てなければならなかったのか？泣きじゃくる姿や「うちは市子や」と絞り出した台詞からも、市子の謎が垣間見える映像となっている。

名前を変え、年齢を偽り、社会から逃れるように生きてきた市子だが、なぜ彼女はそのような人生を歩まなければならなかったのか？幸せな暮らしを自ら捨ててでも、市子が手にしたかったものをぜひ劇場で確認してほしい。