韓国を震撼させた禁断の映画『トンソン荘事件の記録』日本公開決定!特報&場面カットも
韓国検察庁の地下室に保管されていた記録映画とされる『トンソン荘事件の記録』が10月27日(金)より日本公開されることが決定。あわせて特報映像と場面カットが解禁された。
2019年に、寺に放置された車から映像素材が見つかる。それは、1992年に起きたある猟奇殺人事件を追った記録だった。映像は検察が押収したが、制作会社が訴訟を起こして取り戻す。この映画は、その映像を編集し完成させたものである。フィクションなのか、それとも実在の出来事なのか。虚実が入り交じったフェイクドキュメンタリー手法とホラージャンルは相性が良く、これまでにもそういった作品は観る者を魅了し恐怖に陥れて来た。近年のアジアホラー映画の躍進には、「台湾史上最も恐い映画」と言われた『呪詛』(22)や、韓国=タイ合作映画『女神の継承』(21)など、フェイクドキュメンタリーが原動力となっている。本作では、殺人事件の一部始終が収められたビデオに映った“あるもの”を追って、取材班が調査をする過程がフェイクドキュメンタリーとして描かれる。
特報映像は「韓国検察庁によって封印された門外不出の禁断映像、ついに解禁」という強烈なメッセージから始まる。30年前に旅館トンソン荘で起きた殺人事件の犯人が残したビデオに映された、いるはずのない“なにか”。その“絶対に映ってはいけないもの”の正体を知った時、日本中が震えあがる。
あわせて解禁された場面カットも、壁に血痕が残る殺人現場のようなシーンを捉えたものや、なにかをくわえる返り血を浴びたような血だらけの女性、監視カメラに写り込んだこちらを見つめる女性、1人だけ目にモザイクがかかっていない不気味なクラス写真など、どれもが本作のおぞましい一瞬一瞬を切り取ったシーンとなっている。
リアルな恐怖と予測不能な展開が話題を呼び、韓国での劇場公開時には、ハリウッド作品が並ぶなかで初登場5位にランクインし、スマッシュヒットを記録した『トンソン荘事件の記録』。韓国を震撼させた衝撃作をぜひ映画館でご覧いただきたい。
文/山崎伸子