中島健人『トランスフォーマー』公開初日舞台挨拶で笑顔弾ける!「夢を叶えてくれた作品」
映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』(公開中)の公開初日舞台挨拶が8月4日、TOHOシネマズ日比谷にて開催され、日本語吹替版声優を務めた中島健人(Sexy Zone)、仲里依紗、藤森慎吾が登壇、さらにスペシャルゲストとしてアニメシリーズと実写版全7作品でオプティマスプライム役を務めている声優の玄田哲章が人気キャラクターのバンブルビーと共に登場した。
マイケル・ベイ監督、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮によって、シリーズ1作目の『トランスフォーマー』(07)が製作され大ヒットを記録。シリーズ全6作品の世界累計興行収入は48億4,700万ドルを突破するハリウッドを代表する人気超大作。最新作となる本作では新シリーズが幕開けし、今後の展開にも期待が高まっている。
主人公ノア役の吹き替えを務めた中島は「3歳の頃から大好きな作品。感動しています。今回は仕事だと思ってなくて」と会場を見渡しニッコリ。「大ファンの作品に声で出演できて、夢を叶えてくれた作品、チーム、共演者の皆さんに感謝したいです。とてつもなくうれしいです、感無量です」とよろこびを表現した。
「もし、トランスフォームできるなら?」という質問には「マイク」と回答した中島。その理由を「いろいろな美しい声を聞きたいから」と添えると、ミラージュ役の藤森が「セクシー!」とすかさず叫び、会場からは大きな拍手が沸き起こる。「いろいろなアーティストの方に使ってもらえるマイクになりたいです」と話した中島はたくさんの美しい歌声も聴いてみたいと願望を明かしていた。
エレーナ役の仲は「石油王」と回答。セレブに関係するものになって、非日常を味わいたいとし「プライベートジェットとかになってもいいし、石油王に飼ってもらっているライオンとかでもいいかも」とお茶目に話していた。藤森は「相方」と即答。「最近、なにを考えているか分からないから」と苦笑いしつつ「あと、いつも僕がかっこいいとか、PERFECT HUMANと褒めるほうだから、たまには褒めてもらいたいな」と語った。
イベント中盤にバンブルビーと玄田がサプライズで登場すると中島、仲、藤森の3人は大興奮。仲は「車をビー(仕様)にするほど大好き!」と満面の笑みを浮かべ、バンブルビーに抱きつき、よろこびを爆発させた。中島が「自宅にオプティマスプライムがいます」と玄田に伝えると「あの高いヤツですか? 呼べば答える、トランスフォームする?」と反応。「そうです。だから毎日僕は毎日玄田さんの声を聞いています。毎日トランスフォームさせています」と前のめりで話した中島は「友達とは?って聞くと、ちゃんと答えてくれるんです。玄田さんの声で友達って言ってくれたんです!」と玄田(オプティマスプライム)の声を聞くのが日課になっていることを告白。
玄田も中島とはつながりを感じているようで、「実は息子が“健人”っていいます。漢字も同じです」とコメント。驚きの表情を浮かべている中島に「あなたの場合は、名前の由来はクラーク・ケントなんでしょ?僕の(息子)の場合は、ケント・デリカットなんです」と伝えた玄田。まさかの由来に大爆笑しながらも「ご縁ですね。オプティマスプライムは本当リスペクトしているので、うれしいです」と目を輝かせていた。
最後の挨拶で玄田は「新章が始まり『トランスフォーマー』の世界がどんどん広がっていく証。これからも続いていくかもしれないので、展開が楽しみです。僕も頑張りますのでみなさんも応援をよろしくお願いいたします」と呼びかけ、藤森は「ケンティとチャラ男の友情も覚醒しました。ここで終わるの?という終わり方だったので、続きがあることに期待したいです。ケンティとまた一緒にやれるかもね」と早くも次回作に期待の様子。家族みんなが大好きなシリーズだと話した仲は「迫力のある映画なので、ぜひ映画館の大きなスクリーンで観てください」と呼びかけ、中島は「たくさんの夢が叶った作品です。おこがましいけれど、ファン代表になったつもりで挑みました。(シリーズが)続くことを願っているし、多くの方に届くことを願っています」と作品への愛いっぱいのコメントでイベントを締めくくった。
取材・文/タナカシノブ