テロップ芸や伝説のモノマネ大会、深夜ラジオ的ノリのフリートークも!?「ビーストウォーズ」が“声優無法地帯”と呼ばれる所以とは|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
テロップ芸や伝説のモノマネ大会、深夜ラジオ的ノリのフリートークも!?「ビーストウォーズ」が“声優無法地帯”と呼ばれる所以とは

コラム

テロップ芸や伝説のモノマネ大会、深夜ラジオ的ノリのフリートークも!?「ビーストウォーズ」が“声優無法地帯”と呼ばれる所以とは

自動車や戦闘機から変形する金属生命体たちの戦いを描いた「トランスフォーマー」シリーズ。その実写映画の最新作『トランスフォーマー/ビースト覚醒』が8月4日(金)より公開される。本作ではオプティマスプライムやバンブルビーなどおなじみのキャラクターに加えて、ゴリラやチーターといった動物から変形するビースト戦士たちが参戦することでも大きな注目を集めている。

ついにビースト戦士が参戦する『トランスフォーマー/ビースト覚醒』
ついにビースト戦士が参戦する『トランスフォーマー/ビースト覚醒』[c]2023 PARAMOUNT PICTURES. HASBRO, TRANSFORMERS AND ALL RELATED CHARACTERS ARE TRADEMARKS OF HASBRO.[c]2023 HASBRO

ビースト戦士とは、1990年代後半~2000年代前半にかけて日本でも放送されたカナダ製作のフル3DCGアニメーション作品「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」に登場したキャラクターで、当時の放送を観ていたファンを中心に根強く支持され続けている。その理由として挙げられるのが、シリアスだったオリジナル版をより明るい作風に改変した日本語吹替版の演出や、吹替声優陣によるアドリブ合戦。2023年4月からは当時の作品のセレクション版「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー アゲイン」もテレビ東京系で毎週日曜朝9時15分から好評放送中ということで、改めて「ビーストウォーズ」のおもしろさを探ってみたい。

セレクション版「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー アゲイン」もテレビ東京系で放送中
セレクション版「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー アゲイン」もテレビ東京系で放送中[c]TOMY

未知の惑星を舞台に、動物や恐竜、昆虫から“変形”するトランスフォーマーたちが戦う!

物語の時系列は、80年代に放送された「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」から数百年後。サイバトロン(オリジナル版ではオートボットだが、本稿では以降に登場するキャラクターや組織名も含めて日本語版に準拠する)とデストロン、ユニクロンによる戦争は終結し、トランスフォーマーたちの故郷セイバートロン星には平和が訪れていた。しかし、サイバトロンが極秘に保管していたトランスフォーマーたちのエネルギー源、エネルゴンの情報が記憶されたゴールデンディスクが、初代メガトロンの後継者を名乗るメガトロン(声:千葉繁)によって奪われてしまう。

指揮官としての経験は浅いものの、勇気と行動力でチームを引っ張るコンボイ
指揮官としての経験は浅いものの、勇気と行動力でチームを引っ張るコンボイ[c]TOMY

少数の部下を連れて外宇宙へ逃亡したメガトロンを、探査任務中のサイバトロンの小部隊のリーダー、コンボイ(声:子安武人)が追撃し、トランスワープを経てたどり着いたある惑星軌道上での戦闘の結果、双方の宇宙船が惑星に墜落。その未知の惑星はエネルゴンの影響が大きく、宇宙船の外では約3分間しかロボットモードを維持できない。そこで、サイバトロンがゴリラやサイ、チーターといった動物、デストロンは化石から情報を得たティラノサウルスやプテラノドンなどの恐竜、サソリ、クモ、ハチら昆虫をスキャンして環境に適応することに。かくして、強大なエネルゴンを巡る、サイバトロンとデストロンによる壮絶な戦いの火蓋が切って落とされることになった。

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