「ハンガー・ゲーム」シリーズの前日譚を描く『ハンガー・ゲーム0』が今冬公開決定!
「ハンガー・ゲーム」の始まりを描いた、究極のサバイバル・アクション『ハンガー・ゲーム0』が今冬公開されることが決定。あわせて、ティザービジュアル、特報が解禁となった。
反乱を抑制するため、毎年12の地区から少年少女が1名ずつ”贄”として選ばれ、最後の1人になるまで殺し合いを行なう究極のサバイバルを描いた「ハンガー・ゲーム」シリーズ。本作で描かれるのは、ジェニファー・ローレンス扮するカットニス・エバディーンがプレイヤーとして志願する64年前、ドナルド・サザーランドが演じたコリオレーナス・スノーが独裁者として大統領になる数10年前を舞台とした前日譚となる。メガホンをとるのは「ハンガー・ゲーム」シリーズでも監督を務めたフランシス・ローレンス、脚本は『マクベス』(15)のマイケル・レスリー、『ハンガー・ゲーム 2』(13)のマイケル・アーントらが手掛けている。
贄の教育係に任命された18歳の少年コリオレーナス・スノー役で『ロビン・フッド』(10)で映画デビューしたトム・ブライス、第10回ハンガー・ゲームに出場する第12地区の少女ルーシー・グレイ・ベアード役で『ウエスト・サイド・ストーリー』(20)のレイチェル・ゼグラーが出演。さらに、“ハンガー・ゲーム”考案者のキャスカ・ハイボトムに「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのピーター・ディンクレイジ、ゲームの司会者ラッキー・フリッカーマンにジェイソン・シュワルツマン、“ハンガー・ゲーム”ヘッド・ゲームメーカーのヴォラムニア・ゴール博士にヴィオラ・デイヴィス、スノーの従姉タイガレス・スノーにハンター・シェイファー、スノーの同級生セジャナス・プリンツにジョシュ・アンドレス・リベラと、ベテランから若手まで幅広い俳優たちが脇を固める。
今回、本作のスケールの大きさを表すようなティザービジュアルが公開された。主人公となる、若き教育係の少年スノーと、新たなヒロインとなる、か弱き贄の少女ベアードが未来を見つめる姿が切り取られ、“全てはここから始まった”というコピーも相まって、伝説的なゲームの開幕に期待が高まるものとなった。また、“少女は鳥のように歌い、ヘビとともに戦う”という原作の副題にもある、鳥と蛇のモチーフも描かれており、物語の重要なポイントとなることを示唆している。
あわせて到着した特報は、ゴール博士やハイボトムが登場し始まるもの。第12地区の贄にルーシーが選ばれ、彼女の教育係にスノーが選ばれる。「最善の努力をするよ」と言うスノーに対し、ルーシーは「勝つことだけ教えて」と返す。やがて、フリッカーマンのカウントダウンにより、第10回ハンガー・ゲームがスタート。負ければ即死のゲームで、プレイヤーたちが追い詰められていくなか、スノーとルーシーは徐々に惹かれ合っていく。
「人は生まれつき善意を持ってる」と信じ、生き残るために戦うルーシーに対し、「勝利こそ全てだ」と考え、野心を燃やすスノー。2人にはどのような運命が待っているのだろうか?本作の続報に注目したい。
文/鈴木レイヤ