サマソニで来日!『マイ・エレメント』劇中歌を手掛けるラウヴに独占インタビュー「僕は泣き虫なウェイドに似てるかも」
ディズニー&ピクサー史上最もロマンティックな物語だと話題の長編アニメーション『マイ・エレメント』(公開中)。火、水、土、風という異なるエレメントたちの暮らす世界を舞台に、思わぬ化学反応が、思わぬ騒動と感動を巻き起こす。揺らぐ炎や水しぶきなど、その質感を伝えるカラフルな映像美に目を見張るが、同時に劇中で流れるロマンティックな音楽にも耳を奪われる。Superflyの「やさしい気持ちで(マイ・エレメントver.)」が日本版エンドソングとして用いられ、アメリカ人のシンガー・ソングライター、ラウヴ(Lauv)が初めて映画のために書き下ろした劇中歌「Steal The Show」がさらなる感動を盛り上げる。
米国サンフランシスコ出身のラウヴは、これまでにBTSやエリー・ゴールディング、トロイ・シヴァンらとコラボ。自身名義のシングル「I Like Me Better」など多数のヒットを放っており、セリーヌ・ディオンやチャーリーXCXにも曲提供を行ってきた。この8月には新曲「Love U Like That」を発表したばかりで、8月19日(土)~20日(日)にはサマーソニック2023に出演する。MOVIE WALKER PRESSは、来日直前、ロサンゼルスの自宅にいるラウヴをリモートでキャッチ。「Steal The Show」ができるまでのプロセスやピクサー作品に参加した経緯、来日公演への意気込みなどを独占で語ってもらった。
「最高にうれしいサプライズ。と同時に大役でもあり、チャレンジだなとも感じました」
予期せぬ青天の霹靂だったという。『マイ・エレメント』製作チームからの楽曲を書き下ろしてほしいというオファーが舞い込んだ時、「とにかく信じられませんでした」とラウヴは語る。「まったく予想していなかったし、突然のことだったので、『こんなクレイジーな話ってあるかな?』という感じでした。最高にうれしいサプライズ。でも同時に大役でもあり、チャレンジだなとも感じました」と振り返る。
「Steal The Show」が劇中で初めて流れるのは、“火”の女の子エンバーと、“水”の青年ウェイドが初デートをするロマンティックな場面。映画のなかでも特に印象的なシーンだ。美しいメロディと歌詞が、いっそう気分を盛り立てる。「どのシーンで使われるかは事前に聞いていました。初期段階のラフな映像も見せてもらっていたので、ワクワクしながら曲作りができました。これまでにも僕の音楽が映画のなかで使われたことはありましたが、今回はわざわざ僕に声を掛けてくれて、シーンに合った曲を作ってほしいと頼まれたので、すごくやりがいを感じました」と目を輝かせる。
「映画のストーリーをベースにしつつ、それに寄り添う形で僕自身からもストーリーを引きだすというプロセスでした」
『アーロと少年』(15)などで知られる本作の監督、ピーター・ソーンは、当初からラウヴの音楽を用いたいと考えていたという。製作の初期段階から、前述のデートシーンでは彼の2017年のヒット曲「I Like Me Better」が代用されていた。「あの曲の音色や曲の雰囲気を、(ソーン監督が)とても気に入ってくれていたそうなんです。なので、ヴァイブスや音色もあえて少しだけ取り入れました」と、「Steal The Show」の制作秘話を明かしてくれる。
「とはいえ、とっても自由でしたよ。そのほかは監督から特に要望もなかったですし、僕の思うように作らせてもらいました。映画のストーリーをベースにしつつ、それに寄り添う形で僕自身からもストーリーを引きだすという、これまでとは違った曲作りのプロセスでした。新鮮でしたし、ある意味では普段より気楽だったかもしれません」と、チラッと本音も覗かせる。
■『マイ・エレメント』オリジナル・サウンドトラック
劇中歌「Steal The Show」Performed by ラウヴも収録
配信中
・特設サイトはこちら:
https://www.universal-music.co.jp/disneymusic/myelement/
・「Steal the show」ミュージック・ビデオ:
https://youtu.be/DwuJeGYlYyw?si=H1dirkWt51XLm1VH
■Lauv(ラウヴ)
LAを拠点に活動するシンガー・ソングライター/プロデューサー。2015年にアーティストとしてのキャリアを始動し、NY大学在籍時に発売したシングル「The Other」がバイラルヒットしたことをきっかけに注目を浴びては、その後発売されたシングル「I Like Me Better」はSpotifyのみで10億回の再生回数を記録。『I met you when I was 18.』のプレイリストを発表した2018年には、エド・シーランのツアーのサポートアクトも務め、2019年にはトロイ・シヴァンを迎えたシングル「i’m so tired…」、アン・マリーとの「fuck, I’m lonely」をリリース。2020年にはLANYやBTS等とのコラボ曲も収録した待望のデビュー・アルバム『~ハウ・アイム・フィーリング~』をリリースし、見事全米チャートTop20入りを果たしている。 2022年には2ndアルバム『All 4 Nothing』をリリースし、2023年にはサマーソニック2023に出演する。
・日本公式アーティストページ:
https://www.virginmusic.jp/lauv/
・来日情報/サマーソニック2023:
https://www.summersonic.com/
・ニュー・シングル 「Love U Like That」
デジタル限定配信:https://virginmusic.lnk.to/Lauv_LULT
Official Visualizer:https://www.youtube.com/watch?v=KH9kcIRqn_k
・アルバム 『All 4 Nothing』
発売中
品番:UICB-1014
試聴/購入リンク: https://virginmusic.lnk.to/Lauv_A4N