トム・クルーズ「僕はモンスター育ちさ!」新作『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』を語るインタビューが到着
映画の歴史が始まった20世紀初頭、『魔人ドラキュラ』(31)、『フランケンシュタイン』(31)など、多くのモンスター映画が制作され、観客は見たことのないモンスターたちに座席で震え上がった。それから今日まで世界中の人々を魅了し続けてきたユニバーサル・スタジオのモンスター映画が、まったく新しい解釈で甦る「ダーク・ユニバース」シリーズ。
その中でも特に人気が高く、ミイラというキャラクターの原型である『ミイラ再生』(32)が、トム・クルーズを主演にむかえアクション・アドベンチャー『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』(7月28日公開)として生まれ変わる。そんな本作について、トムが語るインタビュー映像をどこよりも早くお届け!
『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』では、地下空洞に隠された巨大な棺を発見したことで、5000年封印されていた古代の王女アマネットを蘇らせ、自ら呪いをかけられてしまった主人公を演じるトム。スタントを自ら行うことで有名なトムが、55歳にもかかわらず、鍛え上げられた肉体でアクション・シーンを行うのも本作の魅力だ。
また、これまで「ミッション:インポッシブル」シリーズなど、頼りにされるキャラクターを演じることが多かったトムが、本作ではヒロインを置き去りにして先に逃げようとしたり、王女アマネットにコテンパンに吹っ飛ばされるなど、三枚目キャラクターを演じ、新境地を開拓している。
トムは本作の雰囲気を「期待を裏切らない迫力満点のアクションがあり、心を揺さぶるスリルと恐怖もある。キャラクターのユーモアのセンスも光っている。少しダークなユーモアなんだけど、それが本作にぴったりなんだ」と語る。
また、久々となるSFアドベンチャー作品への参加について「本当に刺激的だった。巨大なスケールに捉われず、いい映画を作るために団結していた。モノ作りを楽しむ雰囲気が現場に漂っていた。モンスター映画の世界観を作り上げる作業は、本当に楽しかった」と振り返った。
今作出演の動機については、「幼い頃からモンスター映画を見て育ち、エンターテイナーの道を選ぶ上で影響を受けたんだ」と自分の原点であると説明。さらに「今こそモンスター映画だよ。僕は本当に映画が好きだ。映画を観に劇場にも行くし、1日1本は映画を観てる。映画ファンとして本作のような映画を求めていた。怖がらせたり、楽しませたり、夢中にさせてくれる、スリルたっぷりな映画をね」といつになく熱く語る。
その他、映像内では、長年の友人で今回が初共演となるラッセル・クロウについてや、本作の重要ポイントである無重力状態のシーンについても語ってくれた。
本作をはじめとする「ダーク・ユニバース」の次回作には『美女と野獣』を大ヒットさせたビル・コンドンが監督する『フランケンシュタインの花嫁』(仮題)が予定されており、今後、透明人間をジョニー・デップが、フランケンシュタインの怪物をハビエル・バルデムが演じることが決定しているなど、今後も含め、映画ファンはその動向に注目したいところだ。【MovieWalker】