岡田准一、急逝した中嶋しゅうを追悼「憧れの俳優さんでした」
司馬遼太郎の歴史小説を映画化した『関ヶ原』(8月26日公開)の完成披露舞台挨拶が、7月18日にユナイテッド・シネマ豊洲で開催。岡田准一、有村架純、平岳大、東出昌大、伊藤歩、滝藤賢一、西岡徳馬、役所広司、原田眞人監督が登壇した。岡田は7月6日に急逝した共演者の中嶋しゅうについて「ものすごくカッコいい方で、憧れの俳優さんでした」と語り、全員で故人を偲んだ。
岡田は「現場でいつもお話をさせてもらってましたし、黒澤映画の『影武者』(80)の話とかも笑顔でしてくださった。映画にこだわりがあって『いい監督とやりたい。いい監督以外とはやりたくない。原田監督は絶品だ』とおっしゃられていたこともすごくよく覚えています。みなさんと共にご冥福をお祈りできたらと思っております」と神妙な面持ちで中嶋しゅうを追悼した。
その後、撮影裏話を語ったゲスト陣。有村は「三条河原のシーンで、アクションにつきもののハプニングがあって。岡田さんのおでこにポンと刀を当ててしまって。冷や汗が止まらなかったです」と恐縮する。
岡田は「まさかの、そういう動きする?って感じで。僕、架純ちゃんに切られました(笑)。まあ、切られたのをごまかしながら芝居を続けていますので、見ていてもわからないとは思いますが」と余裕の笑みを見せた。
『関ヶ原』は、正義で世の中を変えようとする石田三成や、天下取りの野望を抱く徳川家康ら、武将たちそれぞれの思惑をつづる時代劇。『日本のいちばん長い日』(15)の原田眞人監督がメガホンをとった。【取材・文/山崎伸子】
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