第二の人生に思わず踊りだす!?『バーナデット ママは行方不明』ママの大冒険を描く予告編

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第二の人生に思わず踊りだす!?『バーナデット ママは行方不明』ママの大冒険を描く予告編

リチャード・リンクレイター監督とケイト・ブランシェットがタッグを組んだ『バーナデット ママは⾏⽅不明』(9⽉22⽇公開)。本作より、予告編とビジュアルが到着した。

『6才のボクが、⼤⼈になるまで。』(14)がアカデミー賞6部⾨にノミネートされ、映画ファンに愛されるヒットメーカー、リンクレイター監督待望の新作がこの秋いよいよ⽇本上陸。リンクレイターが今回映画化したのは、2012年に出版されニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーに約1年間リスト⼊りした、アメリカの作家マリア・センプルによる⼩説「whereʼd you go Bernadette」。アメリカで⻑く愛されるこの⼩説は、全⽶図書館協会アレックス賞を受賞するなど⽂学作品としても⾼い評価を得ている。もう一人、この⼩説に魅せられたブランシェットがバーナデット役を熱望。破天荒で常識を超えた⾔動に⾛る主⼈公バーナデットを、チャーミングで憎めない⼈物に作り上げ、本作で⾒事10度⽬となるゴールデン・グローブ賞ノミネートをはたしている。

シアトルに暮らす悩み多き主婦バーナデット。かつては天才建築家として活躍していたのに夢を諦めたあの⽇から、⽇に⽇に息苦しさが募っていく。到着した予告編では、夫エルジー(ビリー・クラダップ)の「睡眠はとれている︖」の問いかけに、イビキがうるさく、ろくな睡眠も取れていないバーナデットは、「睡眠︖なにそれ︖」と、ありえないとでも⾔ったリアクション。そんな夫、娘、ママ友に振り回されてきたバーナデットはある⽇、家の敷地の⼟砂が、隣家に⼟砂が流れて⼤惨事に。「もう限界︕」と全てを捨てて旅に出ることにしたバーナデット。彼⼥が向かった先──それは南極だった。忽然と姿を消したママを追ってきた夫と娘のビーに対し、バーナデットは「第⼆の⼈⽣を始めるわ︕挑戦したいことができたの」と⼒強く宣⾔する。「⼼臓がバクバクしてきた」と躍りだすほど興奮を抑えきれないチャーミングな姿も。⼈⽣をもう⼀度輝かせる、シアトルから南極への⼤冒険が始まる。


原作の翻訳本「バーナデットをさがせ︕」も絶賛発売中。この秋、ブランシェットとリンクレーター監督を結びつけるという映画的幸福に満ちた本作。何歳になっても、何度でも、⼈⽣はリスタートできると背中を押される、笑って泣けて、元気と勇気に満たされるヒューマン・コメディを、ぜひ劇場で体験してほしい。

文/サンクレイオ翼

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