世界遺産で、地下鉄で…お構いなしの超絶ダンスバトルが勃発!
80年代初めの『フラッシュダンス』(83)をはじめとしたダンス映画とともに大流行したブレイクダンス。2010年1月9日(土)公開の『プラネット・B-BOY』は世界中で再び盛り上がりを見せているブレイクダンスの世界大会「バトル・オブ・ザ・イヤー・ファイナル」の2005年大会に出場するダンサーたちの姿を追った超絶ダンス・バトル・ドキュメンタリーだ。
劇中では、「バトル・オブ・ザ・イヤー・ファイナル」の模様はもちろん、世界中から集まった参加メンバーたちの普段の練習風景にも迫っており、さまざまな場所でダンスに興じる人々の姿が見られるのが楽しい。
ニューヨークやラスベガスのストリートはもちろん、雄大な大自然の中、フランスのエッフェル塔の前、中国の文化財の前、日本では京都の街角や新世界の通天閣の前、なんと電車の中でまでパフォーマンスを繰り広げる。何もそこまでと思ってしまうかもしれないが、そもそもブレイクダンスはストリートで生まれたものだし、それを世界中へ発信するためには、人の集まる有名スポットで踊るのはごく自然な事なのだ。
この2005年大会では、日本から出場したダンスチーム「一撃」が準優勝とベスト・ショーに輝いており、登場するのはその一撃のメンバーたち。世界有数のダンサーに交じって、神業ともいえる超絶テクニックを披露してくれる。彼らに触発されてダンスを始めるのは結構だが、自分もこのくらいできると勘違いしてマネしないように。たぶんケガしますよ。【トライワークス】
作品情報へ