『劇場版 お前はまだグンマを知らない』で描かれる“北関東あるある”と地元愛に衝撃!?
関東地方の北に位置するという、謎多き土地“グンマ”。そこに転校した高校生と地元愛あふれる熱き仲間たちとの友情、ライバルのトチギやイバラキとの抗争を描くコメディ『劇場版 お前はまだグンマを知らない』(7月22日公開)。本作では北関東に在住の人なら思わずうなずいてしまう“北関東あるある”が描かれている。
劇中で描かれているグンマとは、もちろん群馬県のこと。井田ヒロトによる人気コミックを映画化したものだが、現在は群馬県の高崎に在住の原作者の体験をベースに描かれていることもあって、そのリアリティさたるやハンパではない。
まず、主人公が学校に通う時に経験する強風。“アカギおろし”や“上州空っ風”と呼ばれるそれは、群馬県中央部にそびえる赤城山から吹く乾燥した強風で、他県から訪れた人はまず驚かされるという。
そして、学校の朝のホームルームなどでする一般的な挨拶というと、起立、礼、着席だが、群馬では、起立、注目、礼というのが常識。学校では群馬県の土地、人、出来事を読んだ上毛かるたの大会が行われ、その土地の知識を深めることで地元愛が強まっていくという。
そんな群馬県人が強い対抗意識を燃やすのが、茨城や栃木。それぞれが名物を武器に戦う姿がなんともユニークだ。また、だるまや焼きまんじゅうなど劇中のいたるところに群馬を代表する名物も登場するなど、ちょっとやりすぎ感のある群馬愛がどこまで他県の人に通じるのかにも注目(?)だ。【トライワークス】
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