英国映画誌が選ぶ2000年代最高の映画とは?
英国の映画誌トータル・フィルムの評論家たちが選ぶ“2000年代最高の映画”に、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(07)が選ばれた。
主演のダニエル・デイ=ルイスは同作で2度目のアカデミー賞主演男優賞に輝いたが、アカデミー賞作品賞の方は『ノーカントリー』(07)に奪われている。「現代のメジャー映画のあり方に最も影響を与えた作品を見極めるという目的で作品選びを行った。しかし、その一方で我々は、この10年間で“ベスト”の映画を選ぶことも重要だと感じた。そしてこのカテゴリーでは、『ノーカントリー』や『マルホランド・ドライブ』(01)、『エターナル・サンシャイン』(04)、『メメント』(00)といった作品を抜いて、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』がトップに選ばれた」と同誌の副編集長は語っている。
また、“2000年代最高のブロックバスター・ムービー”に『ダークナイト』(08)が、“2000年代最高のカルト・ムービー”に『ドニー・ダーコ』(01)がそれぞれ選ばれている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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