本能寺の変と戦国史の常識をぶっ壊す、狂乱の“北野武ワールド”が炸裂!『首』本予告&ポスター
『HANA-BI』(97)や『座頭市』(03)などで世界中から称賛を浴びてきた北野武監督が8年ぶりにメガホンをとり、30年もの長きにわたって温めてきた念願の企画をついに映画化した戦国スペクタクル『首』(11月23日公開)。このたび本作の最新予告映像とポスタービジュアルが解禁された。
“本能寺の変”をテーマに、織田信長や羽柴秀吉ら武将たちの野望と裏切り、運命を壮大なスケールで描きだす本作。策略する羽柴秀吉を北野監督自らが演じ、明智光秀役を西島秀俊が、織田信長役を加瀬亮が演じる他、黒田官兵衛役に浅野忠信、羽柴秀長役に大森南朋、さらに中村獅童、木村祐一、遠藤憲一、桐谷健太、小林薫、岸辺一徳ら豪華キャストが集結したことでも大きな話題を集めている。
このたび解禁された予告映像は、野ざらしにされた屍があまた転がっている戦場と、燃えあがる本能寺の様子から幕を開ける。大義も情けもない狂乱の戦国の世を生きる武将たちや、忍、芸人、百姓たちの姿。そして血肉飛び散る山崎の戦いなど、信長の跡目をめぐる死闘が緊張感たっぷりのなかで映しだされていく。また、あわせて解禁されたポスタービジュアルは、秀吉と信長、光秀を中心とした登場人物たちの姿がモノクロで写るスタイリッシュなデザインに。
『Dolls』(02)以来21年ぶりに北野組に参加した西島が「ほかの監督では感じることのできない北野監督ならではの世界観があった」と語るなど、バイオレンスと笑いが入り混じったキレ味抜群の“北野ワールド”が炸裂した本作は、これまで幾度となく描かれてきた“本能寺の変”や戦国史の常識をぶっ壊す野心的な一本。是非とも劇場で、その衝撃を目撃してほしい。
文/久保田 和馬
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