松たか子&山寺宏一、ディズニー創立100周年記念イベントで「やっぱりミッキー、ミニーは大スター」と対面に感激!

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松たか子&山寺宏一、ディズニー創立100周年記念イベントで「やっぱりミッキー、ミニーは大スター」と対面に感激!

ディズニー創立100周年を記念した特別企画「ディズニー100 フィルム・フェスティバル」の開幕直前イベントが9月24日に新宿ピカデリーで開催され、「アナと雪の女王」シリーズでエルサ役の日本語吹替え声優を務めた松たか子、ドナルドダックをはじめ、「アラジン」のジーニー、「リロ&スティッチ」のスティッチなど数々のキャラクターを担当してきた山寺宏一が出席。ミッキーマウス&ミニーマウスもサプライズ登場し、100周年を一緒にお祝いした。

【写真を見る】ミッキーとミニーの仲の良い姿に、会場も大喜び!
【写真を見る】ミッキーとミニーの仲の良い姿に、会場も大喜び!撮影/成田おり枝 [c]Disney

「ディズニー100 フィルム・フェスティバル」は、ディズニーが10月16日に創立100周年を迎えるにあたり、時代を超えて愛されるディズニー・アニメーションの珠玉の名作8作品を、全国100か所の映画館で上映する特別イベント。10月7日から、10月の毎週土日限定で開催される。イベントには、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社バイスプレジデント&ゼネラルマネージャーの目黒敦も出席した。目黒は「ディズニーからファンの皆様にお伝えしたいのは、感謝です。100年にわたっていろいろと紡いできた物語、キャラクターを愛していただいて本当にありがとうございます」と改めてファンに感謝を伝えた。

サプライズ登場したミッキーマウス
サプライズ登場したミッキーマウス

ミッキーマウス&ミニーマウスが姿を現すと歓声が沸き起こったこの日。ミッキーとミニーが客席に降りて観客に挨拶をしに行く場面もあり、イベント冒頭から会場は大盛り上がりとなった。松と山寺も楽しそうな笑顔でミッキー&ミニーと対面。山寺は「主に青系のキャラクターを担当させていただいています」と口火を切り、「やっぱりミッキー、ミニーは大スターですね。ドナルドとしてはちょっと嫉妬もある」と語り、会場の笑いを誘った。「私も同じく、寒色系のキャラクターを担当させていただいております」とエルサを思い浮かべながら微笑んだ松は、「この場にいられて光栄です」と感無量の面持ちを見せていた。

「この場にいられて光栄」と喜びをかみ締めた松たか子
「この場にいられて光栄」と喜びをかみ締めた松たか子撮影/成田おり枝 [c]Disney

ディズニー作品の魅力についてトークが繰り広げられたが、松は「観た人が『うわあ!』と思えたり、声に出してしまったりする『うわあ!』な気持ちを呼び起こさせてくれる力がある。それを作りだし続けられる、それこそ魔法のような、かなわない力を感じます」と分析。「一言ではなかなか言えない」と苦笑いを見せた山寺は、「人類みんなが楽しめる。年齢や国も関係なく、みんなが楽しめる。そしてやはり、圧倒的なクオリティ。ストーリー性もあるし、ユーモアのセンスも、メッセージ性もある。テクノロジーのすごさがありつつ、人が作っている温かみもある。ディズニーアニメーションがあるから、みんなそれに負けないものを作ろうと思って、どんどん切磋琢磨してきた。常にトップにはディズニーのアニメーションがあるから、これだけアニメーションが世界中で愛されていると思う」と熱弁していた。

「『山ちゃん、ずるいよ』と言われるくらい、たくさん出させていただいている」と感謝した山寺宏一
「『山ちゃん、ずるいよ』と言われるくらい、たくさん出させていただいている」と感謝した山寺宏一撮影/成田おり枝 [c]Disney

その魅力をかみ締めているからこそ、仕事として作品に挑む際には覚悟も必要だという。山寺は「光栄な反面、プレッシャーもある。オリジナルキャストの方も、選び抜かれたすごい方がやっている。歴史にも残っていくので、ちゃんとやらないと大変なことになるなと。声優のやることって、(アニメーション制作の)たくさんある作業のなかのごく一部。そこで作品のクオリティを上げるのはすごく難しいことですが、ダメにするのは簡単なこと。心して挑んでいます」と力強くコメント。


松は「修行の山にこもるみたいな感じ」とにっこり。収録中はブースの外にいる監督やエンジニアのほうを「まったく振り向けない」そうで、「エルサの映る画面とマイクに向かって必死に歌ったり、しゃべったり。監督の顔をうかがう余裕もないくらいです。覚悟していかなければいけない山」とその険しさを表現していた。

印象的なセリフについてトークを繰り広げた
印象的なセリフについてトークを繰り広げた

ディズニー・アニメーションのなかで、印象深いセリフやキャラクターを明かすひと幕も。松は、『アナと雪の女王』の1作目における、オラフの「愛っていうのは、自分より人のことを大切に思うことだよ」というセリフをセレクト。スクリーンにそのセリフが映しだされ、松が「皆さん、オラフの声を想像して読んでください」と話すと、山寺が「愛っていうのは」とオラフのモノマネを繰りだし、会場も大笑い。山寺は「僕は(オラフを)やっていなかったです。やりたかった。なんでもやりたいんで」とこぼし、さらに松と観客を笑わせた。

その山寺は「『アラジン』のジーニーの、『どんな魔法もどんな宝物も、自由にはかなわない』というセリフ」とジーニーの声を発しつつ、「もっと自由に発想していいはずなのに『これ言っちゃうと、こう言われちゃうかな』といろいろと規制して、凝り固まってしまう自分がいる。このセリフを思い出すと、『いいじゃん、自由なんだよ』と思える。ジーニーはいつもそばにいる感じがしている」とキャラクターに愛を傾けていた。

これからの100年に向けて、ディズニーに期待したいことを発表
これからの100年に向けて、ディズニーに期待したいことを発表

「ディズニー100 フィルム・フェスティバル」には、『アナと雪の女王』(10月7日上映)、『ベイマックス』(10月8日上映)、『シンデレラ』(10月14日上映)、『モアナと伝説の海』(10月15日上映)、『リトル・マーメイド』(10月21日上映)、『ズートピア』(10月22日上映)、『塔の上のラプンツェル』(10月28日上映)、『ファンタジア』(10月29日上映)といった豪華なラインナップが勢ぞろいしている。

取材・文/成田おり枝

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