アイナ・ジ・エンド演じるKyrieが新宿に降臨!『キリエのうた』公開直前路上ライブに約1000人が熱狂
今年6月に解散したBiSHのメンバーで、現在はソロとして活動中のアイナ・ジ・エンドが映画初主演を務める岩井俊二監督の最新作『キリエのうた』(公開中)。その公開が翌日に迫った10月12日の夕方、JR新宿駅新南改札前の新宿Suicaのペンギン広場にて公開直前路上ライブが行われ、アイナ・ジ・エンドが劇中で演じるKyrieとして登場。また岩井監督もサプライズゲストとして駆けつけた。
本作は、歌うことでしか“声“を出すことの出来ない路上ミュージシャンのキリエを中心に、出会いと別れを繰り返しながら交差する男女4人の13年に及ぶ壮大な愛の物語。姿を消したフィアンセを捜し続ける青年、夏彦役を松村北斗が演じ、傷ついた人々に寄り添う教師のフミ役を黒木華。そして過去と名前を捨ててキリエのマネージャーを買って出る謎めいた女性、イッコ役を広瀬すずが演じる。
今回のイベントは事前告知なしのシークレットで実施。それにもかかわらず、イベント開始前から会場は人で溢れかえり、アイナが登場するや大歓声が湧き上がる。「アイナ・ジ・エンドです。Kyrieと申します」と挨拶したアイナは、「ちょうどこの新宿の駅で映画の撮影がありました。その時はすごく寒くて、下手くそなギターがもっと下手くそになるくらい指が震えちゃって」と、撮影時を振り返る。
「それでも広瀬すずちゃんと過ごしたあの夜が忘れられない。とても色濃い思い出がある新宿です。その新宿でこうやってライブをさせていただいて、こんなふうに集まってくれる人がいるなんてとても感慨深いです」と、映画の舞台のひとつである新宿に帰ってきた喜びをあらわに。
そして集まった約1000人の聴衆を前に、本作の主題歌である「キリエ・憐れみの讃歌」を披露。歌唱後にはラジオ生出演を終えたばかりの岩井監督がサプライズで駆けつけ、アイナは「嘘でしょ!?岩井さんが現れた!!びっくりした!!」と驚きを隠しきれない様子。岩井監督は「みなさんぜひ映画館へ何度も、“何度でも、何度だっていく”。足を運んでください」と、「キリエ・憐れみの讃歌」の歌詞にかけてアピールしていた。
文/久保田 和馬