中島健人「正直、激動の数か月を過ごさせていただいた」と胸の内を告白。『おまえの罪を自白しろ』舞台挨拶
真保裕一の同名小説を、中島健人、堤真一の初タッグで放つ映画『おまえの罪を自白しろ』の公開初日舞台挨拶が、10月20日に丸の内ピカデリーで開催。主演の中島をはじめ、堤真一、池田エライザ、山崎育三郎、尾野真千子、水田伸生監督が登壇。中島は「正直、激動の数か月を過ごさせていただいております」と、一連の騒動に触れつつ「そのなかでも、この作品を送り出すことが自分の使命だと思っておりますし、劇場でこの姿をつかまえてもらえたらと」と力強く語った。
『おまえの罪を自白しろ』は、ある政治家が“罪の自白”を要求される、前代未聞の誘拐事件を描くタイムリミットサスペンス。中島は「劇場映画で主演をさせていただくことは5年ぶりくらいになりますが、このようなすてきな機会を与えてくださり、心から感謝しております」と感無量の様子。
堤は初共演した中島の座長ぶりについて「普段から真っ直ぐな人なので、自然とみんなを引っ張っていく力で、無理することなく、現場でもちゃんとした存在感でいてくれました」と称えた。中島から「どんなもんですか?」と聞かれると、堤は「よくやっておりました」と褒めちぎる。中島はうれしそうに「堤パパ、ありがとう」と感謝した。
また、水田監督は原作者である真保裕一と一緒に初号試写を観たそうで「映画が終わったあと、『すべての出演者の芝居がすばらしとい』とおっしゃってくださった。まとめた座長のお力も当然ありだと思ってますし、みなさんのことを誇りに思っています」とうれしそうにコメント。中島も「原作者の方にほめていただくのはうれしいです。また、題材がすごく難しいんですが、監督がちゃんとエンターテインメントにしっかりと仕上げてくださった」と水田監督を称えた。
その後、『おまえの罪を自白しろ』にちなみ、このメンバーで誰が一番、おしゃべりか、几帳面か、食いしん坊か、マイペースか、ジェントルかといった様々なお題について指差しをしながらクロストーク。おしゃべりについては、堤と尾野が関西弁でやりあい、会場の笑いを誘った。
また、誰が一番ジェントルか?については、やはり一番票を集めたのは中島だった。しかし山崎が「本当は負けないですよ」とライバル心を出すと、中島も「俺だって負けないですから」と言い返し、会場を盛り上げる。舞台挨拶は、息の合った掛け合いが最後まで続き、大盛況のまま幕を閉じた。
取材・文/山崎伸子