『スパイダーマン:ホームカミング』強敵バルチャーの映像を先行公開!
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)で名だたるヒーローたちと共演した、トム・ホランド演じるスパイダーマンの活躍を描く新シリーズの第1弾『スパイダーマン:ホームカミング』(8月11日公開)。同作でスパイダーマンたちの前に立ちはだかる敵、バルチャーの姿をとらえた映像を先行初公開!
ヒーロー映画の敵役というと、強大な力で世界の支配や破壊を目的とするようなキャラクターが多かったが、怪人バルチャーに変身するエイドリアン・トゥームスはなんと一般人。アベンジャーズの戦いで崩壊したニューヨークで残骸回収事業に携わっていたが、トニー・スタークと政府の合併会社に仕事を奪われ、スタークに強い恨みを持ち、父親として家族の生活を守るために悪事に手を染めるのだ。
トゥームスは作業現場から回収した地球外物質を含むガレキを元に、ハイテク兵器を開発し、巨大な翼を付けた怪人バルチャーに変身する。今回の映像で描かれているのは、バルチャーが巨大な翼をはためかせて仕事場に帰還するシーンで、マスクをはずした素顔で「商売繁盛!」と不敵に笑う姿はどこかユニークだ。
『バットマン』(89)や『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(14)といった作品でヒーローを演じてきたマイケル・キートン。再び翼を持ったキャラクターを演じたキートンは「一般市民だというのがおもしろい。彼は邪悪だと認識しているものと戦うために邪悪なことをしているんだ」とバルチャーというキャラクターの魅力を語っている。
ただ強い、怖いというだけでない人間味のあるキャラクターに敵でありながら、もしかしたら共感を抱いてしまうかも。そんな深みのあるキャラクターもキートンだからこそ演じられたのだろう。スパイダーマンやアイアンマンといったヒーローの側だけではない物語のおもしろさにも注目してほしい。【トライワークス】