『ある閉ざされた雪の山荘で』重岡大毅演じる久我の2面性がうかがえる場面写真

国民的作家、東野圭吾の長編小説を映画化する『ある閉ざされた雪の山荘で』(1月12日公開)。このたび、重岡大毅演じる本作の主人公、久我和幸の場面写真が解禁となった。

登場人物が全員役者であり、彼らが挑む新作舞台の主役の座をかけたオーディションの最終選考が、“大雪で外部との接触が断たれた山荘”という架空の密室空間で行われる設定で、書籍発売当時大きな話題となった1992年の小説を原作とする本作。今回の映像化については、トリックや人物描写の複雑さから不可能と長年思われていたことに加え、原作者の東野自身からも「想像もしていなかった」と、今回の実写映画化の仕上がりに不安を覚えていたことが明かされていた。しかし、試写での鑑賞後東野は、「それは全く杞憂でした」と言い切り、映画の完成度の高さを絶賛。原作者も「見事」と唸るサスペンスエンターテインメントが誕生した。共演には、中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵、間宮祥太朗ら超豪華キャストが集結している。

このたび解禁となったのは、重岡演じる主人公、久我の場面写真。山荘に集められた7人のうち6人が所属する劇団「水滸」のパンフレットを前に興奮した表情を浮かべる久我の姿が切り取られている。「水滸」に対して彼がどんな憧れを抱いていたのかが一瞬でわかる場面だ。しかしその一方で、久我がオーディションを受けている場面では、客席から一心に舞台を見つめている対照的な表情が写しだされている。

さらに、11月10日(金)より発売となるムビチケ前売券(カード)の特典情報が明らかになった。特典の「閉ざ雪オリジナル“二重”ステッカー」は、1枚目をはがすと下に新たなステッカーが登場する“二重構造”となっている。まさに本作で繰り広げられる二重三重のトリックが表現された特典だ。

久我が浮かべる笑みははたして、本心なのか、それとも演技なのか？“謎解き”の枠を超えた、サスペンスエンタテインメントに期待が高まる。

文/鈴木レイヤ