イーライ・ロス監督「これ以上の映画は撮れない」と断言!『サンクスギビング』特別映像
イーライ・ロス監督が手がけるホラー映画『サンクスギビング』(12月29日公開)。このたび、本作より監督が語る特別映像および、感謝祭のディナーテーブル写真が解禁となった。
クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督がタッグを組んだホラー映画『グラインドハウス』(07)に端を発する本作。『グラインドハウス』は映画本編2本と実在しない映画の予告編5本で構成されていたが、そのなかで上映されたロス監督によるフェイク予告編「感謝祭(Thanksgiving)」を、ロス監督自らが、16年の時を経てついに長編映画化する。マサチューセッツの田舎町で、謎の殺人鬼が「感謝祭」の一夜を恐怖に陥れるサイコスリラーが展開していく。
今回解禁された特別映像のなかで「夢が叶った」と語るロス監督。その理由について彼は、子どもの頃から夢見たスラッシャー映画に、得体の知れない殺人鬼、奇想天外な殺人シーン、底なしに怖くてそして楽しいもの、それらすべてを本作で達成することができたからだと述べている。「殺人シーンは最高の仕上がりを目指した」、「殺人シーンこそ名誉の印」と、並々ならぬ自信を見せた。さらには、「これ以上の映画は撮れない。思い残すことはない」と断言するなど、引退宣言とも取られかねないコメントを語っている。
「『グラインドハウス』のフェイク予告編で自分が成し遂げたレベルに合わせようとするだけでなく、可能な限りそれを上回ろうとした」ともコメントを残しているが、どのような恐怖がスクリーンに展開するのだろうか?ホラー映画をこよなく愛するロス監督の渾身の一作をぜひ劇場で体感してほしい。
文/鈴木レイヤ
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