大泉洋と『キミスイ』の月川翔監督が初タッグ!バルーンカテーテル誕生に隠された奇跡の実話を描く『ディア・ファミリー』が公開決定
大泉洋と『君の膵臓をたべたい』(17)の月川翔監督が初めてタッグを組み、世界でこれまで16万人の命を救ってきた医療器具の誕生に隠された奇跡の実話を描く『ディア・ファミリー』が、2024年6月14日(金)より公開決定。このたびキャスト情報が解禁され、あわせてストーリーテリングムービーが公開された。
「IABPバルーンカテーテル」の開発に挑んだビニール樹脂製品の町工場の経営者、筒井宣政(東海メディカルプロダクツ前社長)とその家族に20年以上に渡って向き合ってきたノンフィクション作家の清武英利の著書「アトムの心臓『ディア・ファミリー』22年間の記録」を原作にした本作。脚本は、『糸』(20)や『ラーゲリより愛を込めて』(22)などを手掛けてきた林民夫が担当する。
心臓疾患が致命的な病だった1970年代。生まれつき心臓病疾患をもっていた娘の佳美に突きつけられた“余命10年”という宣告。どこの医療機関でも治すことができないという絶望のなか、小さな町工場を経営する父の宣政は、自ら人工心臓を作ろうと立ち上がる。知識のないなかで始まった医療器具の開発は限りなく不可能に近く、前途多難。娘の命を救いたいという一心で宣政と妻の陽子は勉強に励み、有識者に頭を下げ、資金を用意して開発に時間を費やしていく。しかし佳美の命のリミットは刻一刻と迫っていた。
筒井宣政をモデルにした主人公の坪井宣政を演じるのは、これまで4度も日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞してきた大泉洋。その妻で宣政を献身的に支える陽子役には、テレビドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」も放送中の菅野美穂。心臓病疾患を抱えた娘の佳美役には第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを獲得し、現在放送中のテレビドラマ「ONE DAY 聖夜のから騒ぎ」にも出演中の福本莉子。
さらに坪井家の長女、奈美役には連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」でヒロインの1人を演じるなど、話題作に数多く出演する川栄李奈。そして、奈美と佳美の妹で坪井家の末っ子である寿美を演じるのは大河ドラマ「おんな城主 直虎」や連続テレビ小説「わろてんか」で主人公の幼少期を演じたり、洋画の吹替えやCMなど多彩な活躍を見せる新井美羽。
キャストや監督が筒井家の面々と対話をしながら真摯に役作りを重ね、1970年代から2000年代にかけての4つの時代を完全再現して描きだす“絶対に諦めない家族の絆”は、多くの人の胸を打つことだろう。本作から届けられるさらなる続報に注目していきたい。