『ガルパン最終章』第4話4D上映スタートに渕上舞&生天目仁美ら大興奮「最初のシーンでああー!って叫んだ」「4Dがこんなに合う映画もない」
『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』(公開中)の4D上映を記念した舞台挨拶が11月23日にグランドシネマサンシャイン池袋で開催され、渕上舞(西住みほ役)、生天目仁美(逸見エリカ役)、仙台エリ(赤星小梅役)、葉山いくみ(小島エミ役)、植田佳奈(河嶋桃役/MC)が登壇した。
本作は、2012年のテレビシリーズ放送以来、OVAや劇場版などの展開を続ける「ガールズ&パンツァー」シリーズの最新作。冬季無限軌道杯準決勝に進出した大洗女子学園が、要のあんこうチームを序盤で失い、かつてないピンチに陥るさまを描く。MCも務めた植田が「ジェットコースター体験、いかがでしたか?」と4D上映を楽しんだ観客に呼びかけると大きな拍手が上がり、熱気にあふれるなか舞台挨拶がスタートした。
深夜に行われたチェック試写において、4Dで本作をすでに体験したというのが生天目と仙台だ。2人は水島努監督の後ろの席に座っていたそうだが、生天目は「私たち、一番初めのシーンで『ああー!』って!」と冒頭から叫んだことを告白。「初めての4Dだった」という仙台が「ずっと叫んでいた」と続くと、生天目は「チェックだから、本当はうるさくしちゃいけなかった」と苦笑い。仙台も「楽しすぎて!『また観に行きたい』というか、『また乗りたい』という感じ」と2人で4Dの迫力に驚いていた。すると「アトラクションですよね」と切りだした渕上は、「今回の見どころの一つである、雪山から滑走していくシーン。あそこが気になっている」と4Dで楽しみたいシーンをあげ、生天目は「あそこ、一瞬息が止まったよね」と仙台、そして上映後の観客と臨場感を共有しながら笑顔を見せていた。
葉山は「エリカ隊長の色が出た黒森峰戦だなと思った。『無様でもいいから』という言葉に、じんわりきました」と黒森峰女学園に所属するエリカの魅力が出た作品だと語ったが、植田も「エリカさん、隊長として大きく成長した」と印象を口にした。エリカを演じている生天目は「劇場版が始まって、最初の2話くらいまでは自分が隊長だという感覚がなかった。3話くらいから、しっかり自分のことを見つめることができるようになったと感じていて。年相応の女の子になってきた。初めはツンツンしていて、嫌なことばかり言っていた」としみじみ。渕上も「(エリカが)飛び跳ねて喜んでいたり、悔しがったりしている姿がいい」と感慨深げで、生天目は「生き生きしているのがすごく伝わってくる」と役柄に愛情を傾けていた。
あらゆるイベントを実施してきた本シリーズだが、今後やってみたいことに話が及ぶと、渕上は「運動会をやりたい」と希望。周囲が「運動会!?」と声をあげるなか、渕上は「ガルパンにはいろいろなチームがある。大洗のなかだけでもチームがあるし、学校もいろいろあるので、対抗で運動会。体育館や、夢見るとドームみたいなところで…」と妄想をふくらませた。「大洗の芝生でも」と提案した植田には、「OK!」と賛同した渕上。「お客さんにも応援していただいて、スポーツもあれば、スポーツが苦手な方向けにクイズもあって」とどんどんアイデアを練っていたが、植田も「我々が走れるうちに、スタッフさんに企画していただいて」と願っていた。
最後に葉山は「こんなに4Dが合う映画もないんじゃないかと思う」、仙台は「上映している間に、また戦車に乗りに来たい」、生天目は「これからも黒森峰、エリカのことを好きでいただけたらうれしいです」と笑顔。「グランドシネマサンシャインは、めちゃめちゃ好きな映画館」だと打ち明けた植田は「もし一緒の回になったら、楽しみましょうね」と会場に呼びかけた。渕上は「第4話に関しては、たくさんの舞台挨拶に立たせていただいている。毎回、違う場所で、違うメンバーでガルパンについて熱く語る時間が幸せです。何度も足を運んでいただけたらうれしいです」とアピールし、大きな拍手を浴びていた。
取材・文/成田おり枝