日本人監督HIKARIがサーチライトとタッグ!『Rental Family』製作決定、2024年撮影開始

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日本人監督HIKARIがサーチライトとタッグ!『Rental Family』製作決定、2024年撮影開始

『シェイプ・オブ・ウォーター』(18)、『ノマドランド』(21)などアカデミー賞受賞作を数多く手掛け、来年創立30周年を迎えるサーチライト・ピクチャーズが、長編デビュー作『37セカンズ』(20)でベルリン国際映画祭ほか世界中の映画祭で喝采を浴びた、日本人監督HIKARIがメガホンをとる長編映画『Rental Family(原題)』の全世界配給権を獲得。オスカー俳優ブレンダン・フレイザーを主演に迎え、来春より日本で撮影を開始することが決定した。

『Rental Family』は、東京で暮らす落ちぶれた俳優が、形ばかりのアメリカ人男性として日本のレンタル・ファミリー会社に雇われ、他人の人生のなかで演じることを通して、思いがけず自分自身を発見していく姿を描くドラマ。主演を務めるフレイザーは1968年アメリカ、インディアナ州出身の54歳。昨年、ダーレン・アロノフスキー監督の『ザ・ホエール』(22)で演じた、疎遠だった娘への無償の愛を紡ぐ、チャーリー役での演技が世界中の賞賛を浴び、第95回アカデミー賞主演男優賞を受賞。いまキャリアの頂点に立ったブレイザーが、次回作として選び、主演を約束したのが本作だ。

HIKARIと、パートナーである撮影監督スティーヴン・ブレイハットが脚本を手がけた、日本語作品のデビュー作『37セカンズ』は、2019年ベルリン国際映画祭パノラマ部門観客賞、国際アートシアター連盟賞を受賞。2人は今作でもタッグを組み脚本を担当。製作会社Sight Unseen Productionsのエディ・ヴェイスマンとジュリア・レベデフ、HIKARI、山口晋が製作を担当。ブレイハットと小泉朋が製作総指揮を務める。

サーチライト・ピクチャーズ共同社長のマシュー・グリーンフィールドとデヴィッド・グリーンバームは、「HIKARIは鋭いビジョンを持った監督で、彼女が持つ独創性を長年賞賛し続けてきました。彼女や日本のチームとともに、来年、新たな冒険を始められることをとても楽しみにしています」と語る。先に公開された最新出演作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(公開中)も話題のフレイザー。日本で撮影されるオスカー後初の本格的主演作に早くも注目が集まっている。


なお、日本人出演者を含むキャスティングは現在進行中で、公開日の発表も待たれる本作。今後の続報にも注目だ。

文/サンクレイオ翼

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