佳山明
貴田ユマ
ベルリン国際映画祭でパノラマ部門観客賞と国際アートシアター連盟賞をダブル受賞したドラマ。生まれた時に37秒間、呼吸が止まっていたことが原因で、手足が自由に動かせない貴田ユマは日々、自分にハンデがあることを突き付けられながら生きていたが……。監督は米国で映画制作を学び、これが長編デビュー作となるHIKARI。一般公募で障害を持つ女性約100名の中から選ばれ、これが演技初経験となる佳山明が主演を務める。
※結末の記載を含むものもあります。
生まれた時にほんの37秒間、呼吸が止まっていたことが原因で、手足が自由に動かせない身体になってしまった貴田ユマ(佳山明)。彼女は親友の漫画家のゴーストライターとして働き、自分の作品として世に出せないことに寂しさと歯がゆさを感じていた。そして、シングルマザーで、ユマに対して過保護になる母・恭子(神野三鈴)との息苦しい生活。日々、自分にハンディキャップがあることを突き付けられながらも、23歳の女性として、望んでいいことだってあるはず、という思いとの狭間で揺れながら生きていた。そんな時、ある出来事をきっかけに、ユマの人生は大きく変わり、自らの力で『新しい世界』を切り開いていくことになるが……。
監督、脚本、企画、プロデューサー
企画、プロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
シニアプロデューサー
共同プロデューサー
共同プロデューサー
協力プロデューサー
協力プロデューサー
協力プロデューサー
ラインプロデューサー
撮影
撮影
照明
録音
美術
ヘアメイク
スタイリスト
編集
音楽
挿入歌
助監督
VFXスーパーバイザー
キャスティング
スクリプター
制作担当
サウンドデザイン
[c]37Seconds filmpartners [c]キネマ旬報社
女性の監督だからか、女性のキャラクターに説得力があり、自分とは価値観の違う登場人物にも共感できました。 板谷由夏さんの最初の目線の素晴らしさ。 “体験が無いと良いものは描けない”とは思いませんが、これまで彼女が編集者の立場で培ってきた言葉の重みを感じました。 渡辺真起子さんが素敵すぎます! 姉御肌で面倒見が良くて懐が深い。 無責任に主人公を応援するのではなく、親側の立場や気持ちもわかっているうえで、大切な助言を与えてくれる。 信頼できる人生の先輩。女が惚れる女でした。 でも、そんな素晴らしい出会いを得られたのは、主人公が勇気を出して自分の世界を広げていったから。 いろんな人と出会わなければ傷つかずに済むけれど、傷つくリスクを負ったからこそ得られた、かけがえのない出会いだと思います。 そして、母親役の神野三鈴さん。 監督がティーチインで仰っていた「“頑張る”は美徳ではない」が心に沁みます。 子供の為に必死だった彼女の人生で、気づかないようにしていたほころびと向き合うシーンでは、涙が止まりませんでした。