『スキップ・トレース』はファンが見たかった、これぞジャッキー映画!
日本でも根強い人気を誇る世界を代表するアクションスター、ジャッキー・チェン。彼の最新作『スキップ・トレース』(9月1日公開)は、これぞジャッキー映画というべき見どころ満載の作品となっている。
今回の彼の役どころは香港警察の刑事ベニー。事件の捜査中に亡くなった元相棒の娘が詐欺事件に巻き込まれ、容疑者である詐欺師を見つけたものの、ロシアン・マフィアや香港マフィアに追われるハメになるというストーリー。
『ジャッカス』シリーズのジョニー・ノックスヴィルを相手に凸凹コンビが数々の修羅場を乗り越えていくさまは、まるで『ラッシュアワー』シリーズのようなノリで、今回が初共演とは思えないほど息の合ったやりとりで笑いを誘う。
ジャッキー映画のお決まりといえばユニークなアクション。今回も階段や梯子を使ったアクロバティックなものから、ロシアでの女殺し屋とのバトルでは手にしたマトリョーシカがパンチを受けて壊れ、どんどん小さくなっていき、最後は…なんてシーンも。
本作を手がけたのは『ダイ・ハード2』などド派手なアクションに定評のある巨匠レニー・ハーリン。ハリウッドでのビッグネームとの組み合わせも話題となり、昨年の世界公開時にはこれまでのジャッキー出演作の中で最高のオープニング記録を樹立した。
今年63歳になったジャッキーだが、若い頃と遜色ない、というか更に進化したアクションを見せてくれる本作は、彼の新たな代表作になるはずだ。【トライワークス】
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