「ザ・ボーイズ」シーズン4より血まみれヒーローの不敵な笑みが不穏なティザー予告編初公開

2024年にPrime Videoで独占配信されるAmazon Originalシリーズ「ザ・ボーイズ」シーズン4からティザー予告編が解禁された。

Amazon Originalシリーズ「ザ・ボーイズ」は、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストにも入った、ガース・エニスとダリック・ロバートソン原作のコミックを元に、彼らを製作総指揮にも迎えて、エリック・クリプキが製作総指揮として実写化したドラマシリーズ。強大な力を悪事のために使っているスーパーヒーロー軍団と、彼らの悪行を阻止すべく集まった自警団的グループ“ザ・ボーイズ”の攻防を活写する。

「ザ・ボーイズ」シーズン4の舞台は危機に瀕した世界。圧倒的なパワーを誇る極悪スーパーヒーロー、ホームランダー(アントニー・スター)のもと、米国副大統領候補のヴィクトリア・ニューマン(クローディア・ドゥーミット)はこれまで以上に権力の座に近づいていた。余命数ヵ月となったビリー・ブッチャー(カール・アーバン)は、妻ベッカ(シャンテル・ヴァンサンテン)の息子を失い、ボーイズのリーダーとしての立場も失っていた。“ザ・ボーイズ”のメンバーは彼の嘘にうんざりしていたが、手遅れになる前に、彼らは協力して世界を救う方法を見つけなければならないのだった。

このたび解禁されたのは本作のティザー予告編。映像は「ローマ、ギリシャ、すべての民主主義は失敗した。民衆が愚かだからだ」という終末感漂う言葉から始まり、ヒーロー支持派と反対派に分断された群衆が裁判所前で衝突するのを驚きの表情で見るスターライト(エリン・モリアーティ)と、逆に薄ら笑いを浮かべて「カエサル(古代ローマの独裁者)のように民衆を扱えばいい」とそそのかされるホームランダーが映しだされる。新キャラのシスター・セージ(スーザン・ヘイワード)やファイアクラッカー(ヴァロリー・カリー)も登場し、クイーン・メイヴ(ドミニク・マケリゴット)やブラック・ノワール(ネイサン・ミッチェル)の姿も見ることができる。さらにブッチャーとがっちり握手するキャラクター役でジェフリー・ディーン・モーガンも登場。“ザ・ボーイズ”というチーム名を聞いた彼は「誰がそんなクソみたいな名前を付けたんだ？」と言い放ち、ブッチャーを固まらせる。そして最後は血まみれになって微笑むホームランダーの姿が映しだされてティザー予告編は締めくくられる。

シリーズ屈指のヴァイオレンスと不穏なストーリー展開を予感させる「ザ・ボーイズ」シーズン4のティザー予告編。2024年の配信開始がいまから待ちきれない！

文/スズキヒロシ