3月開催の第2回新潟国際アニメーション映画祭、長編コンペ部門審査委員長にノラ・トゥーミー
2024年3月15日(金)より開催される、第2回新潟国際アニメーション映画祭。このたび、カートゥーン・サルーンの映画監督ノラ・トゥーミーが本映画祭長編コンペティション部門の審査委員長に決定した。
2023年3月に開催された第1回映画祭は、世界で初の長編アニメーション中心の映画祭、そして多岐にわたるプログラムとアジア最大のアニメーション映画祭として大きな反響を呼んだ。第1回でワールドプレミア作品として上映された、りんたろう監督による『山中貞雄に捧げる漫画映画「鼠小僧次郎吉」』(23)は10月19日にフランスで開催されたリュミエール映画祭で上映、コンペティション部門でグランプリに輝いたピエール・フォルデス監督作『めくらやなぎと眠る女』は、2024年初夏に劇場公開が決定するなど、上映作品は映画祭後も飛躍を遂げている。
今回、第2回映画祭の長編コンペティション部門の審査員として、3名の国内外で活躍するアニメーション映画の第一人者たちが決定。審査員長に選ばれたのは、世界的に高い評価を得るスタジオ、カートゥーン・サルーンの映画監督、ノラ・トゥーミー。さらに、映画プロデューサーの齋藤優一郎、映画監督のマイケル・フクシマが審査委員を務める。
なお、第2回新潟国際アニメーション映画祭のプログラム概要も明らかになっている。長編コンペティション部門、招待作品のイベント上映が行われるほか、近年のみるべき作品集、企画、制作中作品のプレゼンテーションなどアニメーションのいまを上映する世界の潮流。様々なアーティスト、作品に影響を与えてきた国内外の作家にフォーカスした特集するレトロスペクティブ。さらに、オールナイト、フォーラム、新潟アニメーション・キャンプなどのプログラムが明らかになっている。
また、審査員からのコメントも到着し、トゥーミーは「旧友に会い、新しい友人を作り、美しい新潟の街を訪れることをとても楽しみにしています」とコメント。齋藤は「私はアニメーションを愛し、尊敬しています。そしてアニメーションとは、世界中の子どもたちや多くの人々の未来を肯定するものと信じています。このたび、栄えある新潟国際アニメーション映画祭にて、敬愛するNora Twomey監督、Michael Fukushima監督と共に審査員をさせていただけることを大変光栄に思います」、フクシマ監督は「審査員として、この2年間に公開された素晴らしい長編アニメーション映画を観ることをとても楽しみにしています。世界で長編アニメーション映画が製作される素晴らしい時期であり、来年3月にはいくつかの作品を見ることができることを期待しています」と語った。
第2回新潟国際アニメーション映画祭ではどのような作品が脚光を浴びるのだろうか?映画祭の開催に期待が高まる。