「異世界スーサイド・スクワッド」東京コミコン2023ステージに永瀬アンナら声優陣が登壇!「ヤバいとヤバいが掛け合わさったらどうなっちゃうの」
12月10日、幕張メッセにて、「東京コミコン2023」の「異世界スーサイド・スクワッド」スペシャルステージが開催され、声優を務める永瀬アンナ(ハーレイ・クイン役)、梅原裕一郎(ジョーカー役)、山口令悟(デッドショット役)、鶴岡信哉プロデューサー(ワーナー ブラザース ジャパン)が登壇した。
「異世界スーサイド・スクワッド」は、DC原作の人気IP「スーサイド・スクワッド」を、ワーナー ブラザース ジャパンが日本発の完全新作オリジナルアニメーションとしてプロデュースする作品。「SPY×FAMILY」「王様ランキング」のWIT STUDIOがアニメーション制作を手掛け、永瀬は犯罪都市「ゴッサム・シティ」の“悪カワクイーン”であるハーレイ・クイン役を、梅原はハーレイの恋人ジョーカー役を、山口はスゴ腕スナイパーのデッドショット役を務める。
ステージに登場した永瀬は「この会場に入った時から熱量がすごくて。本当に皆さん、お元気そうでよかったです!」とニッコリ。多くの観客を前に、梅原も「とても熱量のあるイベントなんだなと感じております」と話し、こうしたイベントへの参加自体が初めてだという山口は「このコミコンの大舞台でちょっと緊張していますが、多くの方に見ていただけるのは本当に光栄です」と、コミコンでの登壇を喜んだ。
また、鶴岡プロデューサーは「この作品を発表した時から、『どんな作品なんだ』と世界中の人たちからすごい反響をいただいて。今日はキャラクターの話も含めて、どんな作品なのかというのをお知らせできたらなと思っています」とイベントのコンセプトを説明した。
メンバーは最初に、オーディション時のエピソードを振り返った。永瀬は、「『スーサイド・スクワッド』がまずアニメになるというのでビックリ。それが異世界に行くとは何事?と。あのヤバいものしか集まっていない異世界に、ヤバいやつらの集団である『スーサイド・スクワッド』。ヤバいとヤバいが掛け合わさったらどうなっちゃうのって。そんななかで、オーディションでまさかハーレイ役に決まるなんて、夢にも思わなくって。本当にもう、心がワクワクした状態で収録に臨んでいます。ハーレイはすごく明るくて元気なので、そういうところは私とも似ているのかなと思い、そこは楽しくやらせていただいてます」とコメント。
梅原は「オーディションを受けられるだけでもいいかな?ぐらいの気持ちでいたのですが、いざ決まりましたとなったときは、さすがに自分でもビビりましたね。やはりいままでいろんな方が演じてきている有名なキャラクターではあるので。自分なりにどう演じたらいいかなと迷う部分はありながら、僕が思うジョーカーを演じてみたいなという気持ちで臨んでおります」と話し、山口は「役が決まりましたよとご連絡をいただいたときは固まってしまいました。どうしようっていうのが最初の正直な感想。ただ、やっぱり永瀬さんや梅原さんと一緒にアフレコをやらせていただいてから、どんどん実感が湧いてきて。いま、この場を皆さんと共有できているのは本当にうれしいですね」と歓喜した。
そして、鶴岡プロデューサーは「1話目から5人のメンバーが異世界に行くんですけど。本当にひょんなことから。異世界に行ってどうなるのかというところから物語が始まるので、ぜひ期待していただきたいです。そして、その5人の中には入っていない、また別の動きをしているジョーカーがどういう風に暗躍するのかというのも、最後まで観ていただくとわかると思いますので、注目してください」と、物語の冒頭などについて明かした。
ちなみに、キャラクターデザイン原案は「鴨乃橋ロンの禁断推理」「家庭教師ヒットマンREBORN!」などを手掛ける人気漫画家の天野明、キャラクターデザインは細田直人が担当している。「デザイン原案は、基本的に全部一発OK。ハーレイが上がってきたときには、もうすごいかわいい!これだ!って」と、鶴岡プロデューサー。「天野先生のデザインなんで、若干ハーレイとしては幼く見えるかもしれないですけど、これがより日本のアニメ的に受け入れられやすいデザインになっているなと思いますし。衣装とかもすごいかわいいなって思います」と、デザインについての感想も述べていた。
開始しているアフレコ収録については、「悪党たちが主役なので、芝居の自由度が高いところがいい!」とメンバー。これに鶴岡プロデューサーは「永瀬さんもお若いのに、マイク前に立つとやっぱりすごく堂々としていて、結構アドリブをぶっこんできてくれて。ハーレイらしくて、ものすごく助かりました」と感慨深げに語った。
「異世界スーサイド・スクワッド」のオープニングテーマを担当するのは布袋寅泰で、タイトルは「Another World」。この日、布袋はVTRで出演し、「この曲は、予測不能なスピーディな展開で世界への扉を次々と開き、未体験ゾーンへ皆さんを誘うスリル満点な作品に仕上がりました!」とアピール。鶴岡プロデューサー曰く「海外ドラマとか、海外の雰囲気を日本のアニメでも出していきたいなというところで、歌がないインストのオープニングにしていただきました」とのことで、永瀬は「悪党魂にエンジンをかけるすごくかっこいい曲です」と、その印象についてコメントしていた。
取材・文/平井あゆみ