エマ・ストーンがヴィトンのスリップドレスで会場を魅了!『哀れなるものたち』ロンドンプレミアの模様をお届け

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エマ・ストーンがヴィトンのスリップドレスで会場を魅了!『哀れなるものたち』ロンドンプレミアの模様をお届け

第80回ヴェネチア国際映画祭で最高賞である金獅子賞を受賞し、第81回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)を含む6部門7ノミネートを果たした映画『哀れなるものたち』(2024年1月26日公開)のロンドンプレミアが、現地時間12月14日に開催。主演のエマ・ストーンを始めマーク・ラファロ、ウィレム・デフォーら豪華主要キャストが参加した。

ルイ・ヴィトンの薄いブルーのスリップドレスに身を包んだエマ・ストーン
ルイ・ヴィトンの薄いブルーのスリップドレスに身を包んだエマ・ストーン[c]2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

第91回アカデミー賞最多10ノミネートされた『女王陛下のお気に入り』(18)のヨルゴス・ランティモス監督、ストーンが再集結した本作。12月8日よりアメリカ4地区9スクリーンで公開を迎えたが、公開2週目となる12月15日からは17地区82スクリーンに上映館を増やすもその勢いは衰えず、週末3日間で1,275,000ドル(館アベレージ15,549ドル)を記録。上位作品がすべて2000~4000スクリーンでの上映されたが、わずか82スクリーンでの上映でトップ10入りを果たしている。クリスマスシーズンとなる12月22日からは800スクリーン超での拡大公開が予定され、その勢いはアメリカ全土に拡大中だ。

テリー・ギリアム
テリー・ギリアム[c]2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

本プレミアには、巨匠テリー・ギリアム監督やストーンと『アメイジング・スパイダーマン』(12)で共演のアンドリュー・ガーフィールドなど、まさかの人物たちも来場し大盛り上がりだった。レッドカーペットでは作品のイメージカラーでもあるルイ・ヴィトンの薄いブルーのスリップドレスに身を包んだストーンが登場し、会場中がくぎづけに。そんな彼女らを一目見ようと駆けつけたファンとの記念撮影やサインに、キャストらが終始笑顔で快く応じる場面も見受けられた。

【写真を見る】笑顔でファンサービスに応えるエマ・ストーン
【写真を見る】笑顔でファンサービスに応えるエマ・ストーン[c]2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

ストーンは本作について「すばらしきプロダクションデザイン、映像、音楽。それらの魅力がこの作品に詰まっています。インスピレーションや思想、ユーモアを感じてもらえたらうれしいです」と作品の魅力と注目ポイントについてコメント。また、お気に入りのセリフを聞かれると「それは『ベラ・バクスターにとって悪い日よ(It's a bad day for Bella Baxter)』というものです。(頭韻法を用いた)ちょっとした楽しい言い回しですよね」と遊び心を交えたものをチョイス。

マーク・ラファロ
マーク・ラファロ[c]2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

ラファロは本作と主演のストーンについて「この作品自体が1つの世界なのです。どのセットもとても美しい。たくさんの想いが込められており、とても刺激的です。そしてすべてが少し歪んでいます。衣装もすばらしく、エマ・ストーンは象徴的とも言える本当にすばらしい演技を見せてくれています」と作品が持つ美しくも不思議な唯一無二の世界観を振り返りつつ、そのなかで存在感を発揮し続けた彼女に称賛の声を送った。

ウィレム・デフォー
ウィレム・デフォー[c]2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

デフォーは本作と監督のランティモスについて「視覚的にも、セットも、すべての要素が並外れています。とにかくすべてがすばらしい。それは、監督であるヨルゴスがどのようにさまざまな部門と仕事をしているかに関係しています。彼はあまり仕事を人に任せないのですが、だからこそ彼の監督としての手腕や連携ぶりがあらゆるところで発揮されています」と監督自身の丁寧な仕事ぶりや、各スタッフとの信頼関係のうえに成り立ったできばえについて心からリスペクトした。


本作で実際に使用した劇中衣裳の数々が陳列された衣裳展も実施
本作で実際に使用した劇中衣裳の数々が陳列された衣裳展も実施[c]2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

さらに、同日、別会場(複合文化施設のBarbican Centre)では本作で実際に使用した劇中衣裳の数々が陳列された衣裳展も実施。本衣裳展にはストーン自身も訪れ、衣裳デザイナーのホリー・ワディントンによって製作された美麗なコスチュームに囲まれ晴れやかな笑顔を見せた。ストーンを含め確かなキャリアを積んできた豪華キャスト陣だからこそ着こなせた本衣裳の数々は、本作を鑑賞するうえで見逃せないポイントの1つといえそうだ。

文/山崎伸子

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