幼馴染みにお嬢様…「スパイダーマン」シリーズを彩る“ヒロイン”をおさらい! [スパイダーマン・タイムズ #4]
平和のために戦い続けるヒーローたち。そんな彼らにとって“守るべきもの”の代表的な存在がヒロインだ。「スパイダーマン」シリーズにとってもそれは同じ。巨悪を倒すことよりも、弱者を助けるために活動する“あなたの親愛なる隣人”スパイダーマン。彼にとって時にその行動を左右するキーパーソンとなるヒロインを、シリーズを通しておさらいしてみたい!
『スパイダーマン』三部作のヒロインはMJことメリー・ジェーン・ワトソン(キルスティン・ダンスト)だ。明るく華やかなMJは、パーカー家の隣人で何でも相談できる幼馴染みでありながら、ピーター(トビー・マグワイア)にとっては高嶺の花。告白をする代わりに、スパイダーマンとして彼女を見守り続けている。
その一方で、スパイダーマン=ピーターの大切な人であるために、グリーン・ゴブリン(ウィレム・デフォー)やドクター・オクトパス(アルフレッド・モリーナ)らヴィランたちから狙われることも。ピーターの親友ハリー・オズボーン(ジェームズ・フランコ)との三角関係や、MJのためにピーターがヒーロー引退を決意するなど、毎回MJは波乱に巻き込まれていく。
『スパイダーマン3』(07)には、ピーターの大学の同級生グウェン・ステイシー(ブライス・ダラス・ハワード)も登場。事故から救ってくれたスパイダーマンに心奪われ、MJ、ピーターとの三角関係に発展する。
また『アメイジング・スパイダーマン』シリーズでは、このグウェンを新ヒロインに設定。警官を父に持つグウェン(エマ・ストーン)は、学校で一番の秀才で育ちの良いお嬢様。科学が得意という共通点からピーター(アンドリュー・ガーフィールド)に興味を持ち、いつしか互いに惹かれ合う。
ピーターがスパイダーマンだと知った後も、グウェンは献身的に彼をサポート。そんななか、グウェンの父がスパイダーマンに逮捕状を発行するなどドラマチックな展開も訪れる。可憐なルックスの中にも決意を秘めた、強いヒロイン像は新鮮!そんなグウェンの思いは、やがて彼女自身を危険にさらしていくことに…。ピーターと別々の道を歩むことを決意した『アメイジング・スパイダーマン2』(14)ではグリーン・ゴブリン(デイン・デハーン)の陰謀に巻きこまれ、悲劇のヒロインになってしまう。
そして最新作『スパイダーマン:ホームカミング』(8月11日公開)でピーター(トム・ホランド)を虜にしたヒロインは、高校学力コンテストのまとめ役リズ(ローラ・ハリアー)だ。お姉さんタイプの人気者で、シリーズの中で一番年下感が強く、ピーターが憧れるのも自ずと納得!卒業生を母校に迎えるホームカミング・パーティでは彼女のダンスの相手役を射止めるが、そこには思いもよらない結末が…。実は本作にはもうひとり、風変わりな女の子ミシェル(ゼンデイヤ)も登場。その意外な“素顔”にも注目してほしい。
時代と共に変わる若者像を巧みに取り入れてきた『スパイダーマン』シリーズ。ヒロインをキーワードに過去作を観直すと、また新たな発見がありそうだ。物語を盛り上げる個性的なヒロインたちに魅了されてほしい!【トライワークス】
『スパイダーマン:ホームカミング』特集はコチラ!