双子YouTuberが若者のリアルを描き、A24ホラー最大のヒットを記録!『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』本編冒頭映像
オーストラリアの人気双子YouTuberダニー&マイケル・フィリッポウ監督が生みだし、2023年夏に北米でA24ホラー史上最大のヒットを記録。すでに続編の製作も決定している『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』。ついに本日12月22日に日本上陸をはたした本作から、このたび本編の冒頭映像が解禁された。
母を亡くした17歳の高校生ミア(ソフィー・ワイルド)は、親友のジェイド(アレクサンドラ・ジェンセン)と共に同級生たちの間で流行っているという“憑依チャレンジ”の集まりに参加。ルールは簡単。呪物の“手”を握り「トーク・トゥ・ミー」と唱え、霊を体内に招き入れるだけ。ただし90秒以内に手を離さなければ、霊が居座り永久に支配されてしまう。スリルと背徳感を味わいたちまちのめり込んでいくミアだったが、ジェイドの弟ライリー(ジョー・バード)にミアの母の霊が憑依したことで、ミアはルールを破ってしまい…。
このたび解禁された本編冒頭映像には、“手”がミアたちに渡る前、あるコミュニティで起こった惨劇の様子が収められている。豪邸で開かれていた危険なパーティー。そこへやってきた若者は、連絡が取れなかった弟を見つけるのだが、彼は意味不明な言葉を呟いてばかり。すると突然、弟は兄にナイフを向け…。
ワンショットで撮影されたこのシーンで、強烈なインパクトと共に観客を作品世界へと惹き込むフィリッポウ兄弟。「10代の若者が自分の感情をどう対処したらいいのか分からず葛藤し、そのはけ口を見つけようとして混乱する姿を真摯に描いています。僕たちがこの作品をデビュー作にしたいと思ったのは、これが現在の僕たちの世界に最も近い物語であり、それを表現したいと思ったからです」と本作に込めたテーマを説明している。
YouTuberとして常に若者たちのトレンドを見つめてきた彼らだからこそできた、10代のリアルな心の闇と、それが引き起こす取り返しのつかない事態。はたして“憑依チャレンジ”に取り憑かれたミアたちにどんな恐怖が待ち受けているのか。ホラー映画界に彗星のごとく現れたフィリッポウ兄弟が仕掛ける新時代のホラー映画を、是非とも劇場で目撃してほしい。
文/久保田 和馬