インパクト抜群の“怖カワイイ”マスコットたちがお出迎え!映画『フナフ』は原作の世界観を綿密に再現
「パージ」シリーズや『M3GAN/ミーガン』(23)などハリウッドのホラー映画界を兼任するブラムハウス・プロダクション製作のもと、全世界で一大ブームを巻き起こしたホラーゲームを映画化した『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(2月9日公開)。本作に登場する、一度見たら忘れられない“怖カワイイ”マスコットたちを紹介していこう。
北米でブラムハウス史上最高のオープニング成績を叩きだすなど大ヒットを記録した本作の舞台は、廃墟と化したピザレストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」。かつて機械仕掛けのマスコットたちが人気を呼んだものの、1980年代に子どもたちが相次いで失踪する事件が起きたこのレストランで、夜間警備員として働くことになったマイク(ジョシュ・ハッチャーソン)。モニターを監視するだけの簡単な仕事だったはずが、次第に説明のつかない出来事に巻き込まれていくことに。
機械仕掛けの巨大マスコットたちは、皆それぞれ異なる個性を持ちあわせ、インパクト満点。シルクハットに蝶ネクタイがトレードマークのクマのフレディは、「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」の看板も務めるマスコットたちのリーダー的存在。常にギターを手に持っているのは、水色ウサギのボニー。ヒヨコのチカと、いつも一緒に行動するMr.カップケーキは仲良しコンビ。そして、骨格がむき出しになったボロボロの見た目をしたキツネのフォクシーは、眼帯と右手のかぎ爪がチャームポイントだ。
これらのマスコットたちは、あの「セサミストリート」のマペットを生みだしたジム・ヘンソンが設立したジム・ヘンソン・クリーチャーショップが制作。アニマトロニクスの感触をつかみ安全性を確認するため、エマ・タミ監督をはじめとしたスタッフ陣が1か月にも及ぶ入念なリハーサルを行なったうえで撮影を敢行。さらにゲーム原作者のスコット・カーソンが定期的に現場を訪れ、ゲームの世界観とバックストーリーをアドバイスするなど細部にまでこだわりながら綿密に作りあげられていった。
一見するとかわいらしくもある彼らは、なぜ廃墟のピザレストランに訪れる人々を次から次へと恐怖に陥れていく“怖カワイイ”マスコットになってしまったのか。そして彼らにどんな秘密が隠されているのか…。想像を超える極上の恐怖を、是非とも映画館でたっぷりと味わってほしい。
文/久保田 和馬