石丸幹二、芳根京子のフルート演奏を「美しい音色」と大絶賛!『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』公開記念舞台挨拶で「挑戦したくなった」と告白
『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)』(公開中)の公開記念舞台挨拶が3月2日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催され、石丸幹二、芳根京子、お笑いコンビかが屋の加賀翔、賀屋壮也、ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫、今井一暁監督が登壇した。
藤子・F・不二雄生誕90周年の記念すべき年に公開となった本作は、映画『ドラえもん』シリーズ43作目。音楽がエネルギーになる惑星でつくられた“音楽【ファーレ】の殿堂”を舞台に、ドラえもんたちが世界から音楽を消してしまう不気味な生命体に立ち向かい、地球を救うべく奮闘する大冒険が描かれる。
指揮棒を振りながら歌うように話す、惑星ムシーカの音楽家ロボットのワークナーを演じた石丸のもとには早速、たくさんの感想が届いているという。「ぜひ、映画館で観なきゃとか、大きな音に包まれるというのを実感してきたといった声があります」と本作が映画館で観るべき映画であることをアピール。
物語のカギを握る歌姫ミーナとその双子の妹ミッカの2役を演じた芳根は、「みんなで一つの目標に向かって力を合わせるすばらしさも感じて、音楽って本当にいいなと改めて思いました」とニッコリ。映画から得たことは「お芝居に通ずることもあるので、日々、力を合わせる楽しさを噛み締めながらお芝居も頑張っていきたいです」と意気込みを語った。
また、石丸は自身が司会を務めるテレビ番組「題名のない音楽会」で本作の特集があることに触れ、「芳根京子ちゃんもフルートを吹きます!」と宣伝。スケジュールに“題名のない音楽会”という文字を見た時には「まさか自分が出させていただくことになるなんてとびっくりしました!」と報告した芳根は収録について「夢のような時間でした」と満面の笑み。石丸が「美しい音色を奏でています」と感想を伝え、会場から期待の込もった大きな拍手を浴びていた。
本作が声優デビュー作となるかが屋の2人はそれぞれが複数の役を担当している。普段のネタは子ども向けではないものもあると話した加賀は「お父さんお母さんから、“子どもと(映画を観に)行きます!”と言われるのがすごく嬉しいです」と反響に笑顔。アメリカに70歳の叔母が住んでいることを明かした賀屋は「“ドラえもんに出るんだってね、GOOD JOB!”というLINEが来ました。アメリカにも届いております!」と誇らしげ。このコメントにジャイアンが「それはWow(ワーォ)!だね」が反応し、笑いを誘う場面も。
すると加賀が「声優も試写会(イベント)に出るのも初めて。最初はすごく緊張していました。でも、スネ夫とジャイアンが本当に強い。何度も舞台挨拶を経験しているから頼もしいんです!」と、スネ夫、ジャイアンのアドリブに感心したことを明かす。この日も、スネ夫とジャイアンは絶好調で、撮影時には「目線は上手ですか?」「カッコよく撮ってくれよな!」「これ以上は笑えません」などとコメントし、笑わせるだけでなく、イベントの進行をフォローする余裕を見せていた。
実は音楽経験ゼロだという今井監督は「音楽をやっている人ってすごいなという憧れの気持ちで(映画を)作りました」と語り、「幸せな時間でした。本当にいい経験でした」と制作を振り返りつつ、本作に関わった人々に感謝を伝えた。
イベントでは恒例のドラえもんたちからの質問コーナーもあり。映画では“音楽がなくなってしまう”世界を描いていることにちなみ、なくなったら嫌なもの、困るものを訊かれた石丸は「ドラえもんかな。ドラえもんがいないと世界平和はありえません!」と即答。ドラえもんが「石丸さん大好きー!」と喜びを大爆発させ、石丸にピッタリ寄り添うと、会場は大きな拍手に包まれる。石丸の回答にスネ夫が「うまいねー」と感心。加賀は「これで次回の出演も決まりましたね」とうらやましがりつつ、お笑いもなくなったら困るので、次はお笑いがなくなったら…という世界を描いて欲しいとリクエスト。ドラえもんたちも「いいね!」とノリノリに反応し、会場からも“観てみたい!”という声が漏れ聞こえていた。
取材・文/タナカシノブ