第96回米国アカデミー賞ノミネート作『ロボット・ドリームズ』11月公開決定!特報&ティザービジュアル到着
本年度、第96回米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネートの快挙を成し遂げ、アニー賞、ヨーロッパ映画賞、ゴヤ賞ほか、世界の名だたる映画賞で絶賛されてきた『ロボット・ドリームズ』が11月に日本公開されることが決定。あわせて、特報、ティザービジュアルが解禁された。
1980年代のニューヨークを舞台に、ドッグとロボットとの友情が描かれていく本作。監督を務めたのは、2012年に手掛けた『ブランカニエベス』(13)が第27回ゴヤ賞にて作品賞を含む最多10部門を受賞したスペインを代表する名匠パブロ・ベルヘル。アニメーション映画は初挑戦ながら、サラ・バロンのグラフィックノベルを基に、シンプルながらも切なくも温かい傑作として結実させた。本作について、『シェイプ・オブ・ウォーター』(17)のギレルモ・デル・トロ監督は、「美しく、想像を遥かに超え、そして温かい」と称賛コメントを送っている。
本作の舞台は、人間のように動物が生活する世界。到着した特報では、ニューヨークの街で1人暮らす主人公のドッグが、電子レンジで調理する様子からスタートしていく。“チン”という音が、部屋にこだまするほどの静けさと暗闇の部屋で、おもむろにブラウン管のテレビのチャンネルを回していると、目を引く通販番組が放映されていた。ジャズピアノの音色に乗せて宅急便で届いたのは、なんとロボットだった。
特報では、自ら組み立てたロボットとともに暮らすことととなり、ドッグがぴょーんと大ジャンプをしている瞬間や、証明写真機で記念撮影を楽しみ、ブルックリン橋を臨むベンチで仲良くちょこんと座っている様子などが映しだされており、ロボットがドッグの良きパートナとして行動していることが確認できる。“犬とロボットが仲良し!”ということが一目で分かり、ワクワク、ドキドキの展開が予見できる、魅力にあふれた映像に仕上がっている。
なお、あわせて届いたティザービジュアルでは、その仲良しぶりが表現されており、キャッチコピーとして「その出会いに世界中が恋をした」というメッセージが添えられている。また、メイン写真でも親密な間柄とほっこりする世界が映しだされており、本編では、アース・ウインド&ファイアーの名曲「セプテンバー」に乗せて、世界観を彩りよく表現していくという。ぜひアカデミー賞の受賞結果とともに、本作にぜひ注目してほしい。
文/山崎伸子