茅野愛衣&水瀬いのり&若山詩音、“超平和バスターズ”三姉妹が揃い踏み!長井龍雪監督最新作『ふれる。』に「楽しみ!」と期待
東京ビッグサイトで開催中の世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2024」にて3月23日、オリジナル⻑編アニメーション映画『ふれる。』(2024年秋公開予定)のトークステージイベントが行われ、長井龍雪監督、茅野愛衣、水瀬いのり、若山詩音が登壇した。
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(11年放送)、『心が叫びたがってるんだ。』(15)、『空の青さを知る人よ』(19)の⻘春三部作でタッグを組んだ長井龍雪監督、脚本の岡田麿里、キャラクターデザインの田中将賀が再集結した本作。不思議な生き物の力で心がつながった、幼馴染の⻘年3人組と1匹の物語を描く。
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」でめんまこと、本間芽衣子役を演じた茅野、『心が叫びたがってるんだ。』で成瀬順役を演じた水瀬、『空の青さを知る人よ』で相生あおい役を演じた若山が集ったイベントとなったが、⻘春三部作や秩父三部作とも呼ばれる3作品のヒロインが同じステージに登場するのはこの日が初めてのこと。長井&岡田&田中のチーム名“超平和バスターズ”にかけて、茅野は「超平和バスターズ、三姉妹の長女」と微笑み、水瀬も「次女」、若山も「三女」と楽しそうに続くなど、息ぴったりの様子を見せていた。
ステージでは、『ふれる。』の特報映像やキャラクターのビジュアルが公開された。長井監督は作品の舞台について「今回は秩父ではない」と明かし、「メイン舞台は高田馬場周辺です。秩父が岡田の実家だったように、岡田が東京に越してきて、わりと長く住んだところが高田馬場。岡田の足跡を追う感じになりがち」と語った。幼馴染3人と1匹の不思議な生き物をめぐる物語となるが、不思議な生き物は「謎」とまだ詳しくは秘密とのこと。「田中さんが、頑張ってかわいいものになるように試行錯誤しています」とかわいがってほしいと呼びかけていた。
最後には、若山が「ここに立たせていただけたことが幸せです。『ふれる。』もすごく楽しみなので、皆さんも一緒に楽しみにしていきましょう!」と声を弾ませ、水瀬が「『ふれる。』が楽しみになったと共に、色褪せない過去作があるから、次回作が楽しみになるなと実感しました。ぜひ三部作も観返していただけると一層、楽しめるんじゃないかと思います」とアピール。茅野は「長井さんはもちろん、“超平和バスターズ”三姉妹でステージに並ぶことができて本当にうれしい気持ちでいっぱいです。『ふれる。』という新しいファミリーが加わる。ぜひ一緒に応援していただけたら」と心を込め、拍手を浴びていた。
取材・文/成田おり枝