「AnimeJapan 2024」で鳥山明の世界を堪能!注目のブース展示を紹介
世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2024」が3月23日に東京ビッグサイトで開幕。各社ブースではゲストを招いてイベントが行われたほか、人気作品の最新映像やグッズ、フォトスポットがお目見えし、アニメファンを喜ばせた。
「AnimeJapan」は10周年の節目となった前回、10万人を超える人々が来場。「AnimeJapan 2024」では、この先の新たな10年間をさらに進化した「世界最大級のアニメの祭典」として届けるべく、これまで積み重ねた魅力に「新たな楽しみと創造」を加えるという意気込みのもとスタートした。
ディズニープラスのブースでは、鳥山明原作のスターオリジナルシリーズ「SAND LAND: THE SERIES」(世界独占配信中)の主人公ベルゼブブと、サンドランド国王軍が所有する戦車隊「国王軍戦車隊104号車」が来場者をお出迎え。本作は、2023年8月に公開された映画版に未公開カットや新たなシーンを追加し再構築した「悪魔の王子編」と、原作者考案の新たな物語を描いた「天使の勇者編」の2章で構成したもの。国王によって水が支配された砂漠の王国<サンドランド>で、悪魔の王子と人間と魔物、奇妙な3人組が“幻の泉”を探す冒険ファンタジーだ。戦車バトルシーンを思い起こさせる展示と作品の場面カットで、「SAND LAND」の世界に飛び込んでみよう。
また東映アニメーションブースでは、完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」(2024年秋フジテレビにて放送)の孫悟空のオブジェもアリ、悟空のコスプレをしたファンが一緒にポーズを決めて楽しんでいる姿が見受けられた。また先日発表された、サウジアラビアに建設予定の「ドラゴンボール」のテーマパークのランドマークとなる「神龍」のオブジェも設置されており、周辺は各国のファンで賑わいを見せていた。随所で鳥山明が生みだした作品群が、世界中から愛されていることを実感できる。
4月19日より公開となる『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』の展示が楽しめるのが、バンダイナムコグループのブース。「REO’S MEMORIES WITH NAGI」と題したパネル展示でストーリーを追いかけながら、サッカーゲーム、デジタルフォトスポットとなる「エゴフォトスポット」など参加型で楽しめる展示が用意された。シリーズ屈指の人気キャラクターである天才ストライカー・凪誠士郎の視点からブルーロックでの戦いを描く劇場版の公開が、ますます待ち遠しくなる。
ufotableのブースでは、世界中の店舗から全144点のグッズを一堂に集めた「ufotable POP-UP STORE」がお目見え。名物メニューが堪能できるufotable Cafeやufotable DININGの情報がマップで示されているエリアや、「鬼滅の刃」のキャラクターがufotable DININGのショッパーを掲げたオリジナルスタンディと写真を撮れるスポットも。いよいよ5月12日より放送がスタートする「柱稽古編」への気分を一層盛り上げるためにも、ぜひ訪れてみたい。
ワーナー ブラザース ジャパンのブースでは、たくさんのハーレイ・クインが写真撮影に応じてくれる瞬間もあった。「異世界スーサイド・スクワッド」の巨大展示は迫力があり、こちらではジョーカーのマスクカバーやノベルティステッカーの無料配布も予定されている。あちらこちらで作品やキャラクターへの愛をたっぷりと込めたコスプレを目にできるのも、「AnimeJapan」の大きな魅力。人気作や最新作の情報をはじめ、あらゆる角度からアニメの最先端を堪能できる2日間となる。
取材・文/成田おり枝