ヨルゴス・ランティモス&エマ・ストーンタッグ再び!『憐れみの3章』2024年日本公開決定
『哀れなるものたち』(公開中)で2024年の賞レースを大きく賑わせたヨルゴス・ランティモス監督&エマ・ストーンの最強タッグが贈る最新作『KINDS OF KINDNESS』が邦題を『憐れみの3章』として2024年に日本公開される。
ストーンをプロデューサーと主演に迎え、第80回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を、第81回ゴールデングローブ賞で作品賞、主演女優賞を受賞した『哀れなるものたち』。さらに第96回アカデミー賞ではストーンが『ラ・ラ・ランド』(17)に続く2度目の主演女優賞に輝いたほか、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、美術賞の計4部門受賞をはたした。
ランティモス監督のもとには、前作『哀れなるものたち』で壮麗で芸術的な唯一無二の世界をともに作り上げたストーンをはじめ、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリーが再集結。さらに、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(23)や『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(21)など話題作に多数出演するジェシー・プレモンス、『ザ・ホエール』(23)で第95回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたホン・チャウ、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(22)や『マイ・エレメント』(23)のママドゥ・アティエ、さらに「ユーフォリア/EUPHORIA」、『ハンガー・ゲーム0』(23)のハンター・シェイファーといった、折り紙つきの実力者が勢ぞろい。共同脚本には、『籠の中の乙女』(12)、『ロブスター』(16)、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(18)のエフティミス・フィリップ。ランティモス監督ならではのユーモラスながら時に不穏で予想不可能な、独創的世界を描きだす。
今回、本作が世界の度肝を再び抜く問題作となる予感満載の予告編が到着。本映像では、ランティモスが放つ鮮烈で独特な物語をその存在感によって彩るキャストたちが次々に映しだされていく。異常なスピードをだすビビッドカラーのスポーツカーや廊下を引きずられていく脱力した女性は、ランティモスワールドが到来したことを予感させる。本作は、ストーリーもキャスト陣扮する役柄も全て異なる三部作で構成され、信念、強制、そして支配が日常である強烈な物語が展開されていく。
『女王陛下のお気に入り』(19)、『哀れなるものたち』に続き、3度目のタッグとなるランティモスとストーンが、豪華キャストとともに贈る最新作『憐れみの3章』。続報に期待したい。
文/サンクレイオ翼