国内動員は『変な家』がV3!待望の日本公開を迎えた『オッペンハイマー』に、“アカデミー賞効果”はあったのか? - 2ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
国内動員は『変な家』がV3!待望の日本公開を迎えた『オッペンハイマー』に、“アカデミー賞効果”はあったのか?

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国内動員は『変な家』がV3!待望の日本公開を迎えた『オッペンハイマー』に、“アカデミー賞効果”はあったのか?

『変な家』が止まらない!公開3週で動員200万人を突破

V3を達成した『変な家』は前週とほぼ変わらない成績をキープ!
V3を達成した『変な家』は前週とほぼ変わらない成績をキープ![c]2024「変な家」製作委員会

さて、ランキングに戻って上位3作品の成績を整理していこう。見事3週連続No. 1を飾った『変な家』の週末3日間の動員は38万9600人で、興収は4億9100万円。これは前週(動員39万9000人、興収5億1900万円)からほとんど下落していない驚異的な成績だ。

しかも公開3週目にして、初週末(動員34万4000人、興収4億7400万円)をも上回ることに成功しており、累計成績では動員207万人、興収26億円を突破。中高生を中心としたSNSなどでの口コミによってこの勢いを保っていることを踏まえると、春休み最終週となる次週末もこの勢いは持続しそう。新学期を迎えてからも話題が続くようならば、さらに数字を伸ばすことだろう。

公開7週目を迎えた『劇場版ハイキュー!!』も勢いが衰えない
公開7週目を迎えた『劇場版ハイキュー!!』も勢いが衰えない[c]2024「ハイキュー!!」製作委員会 [c]古舘春一/集英社

一方、2週連続で2位を守り抜いた『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は、公開7週目の週末3日間で動員33万3500人、興収4億8800万円を記録。こちらも入場者プレゼント第3弾の配布がスタートした前週(動員35万4000人、興収5億3100万円)との比較で90%以上をキープしている。これで累計成績では動員610万人、興収87億5000万円を突破。日本歴代興収ランキングでは『マトリックス』(99)を抜いて72位まで浮上している。

そして3位の『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』は、公開5週目で週末3日間の動員26万3100人、興収3億1800万円を記録。こちらもまた、前週(動員26万7000人、興収3億2700万円)とほぼ変わらない数字をキープしており、累計成績では動員259万人、興収31億円を突破した。

『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』は5位スタートに!
『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』は5位スタートに!

新作ではほかにも、「ゴーストバスターズ」シリーズの最新作となる『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』(公開中)が5位に初登場。また、公開22週目にして7位にランクインしている『ゴジラ-1.0』(公開中)は累計動員470万人&興収71億円を突破し、公開10週目で前週から2ランクアップの8位にランクインした『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(公開中)は、累計動員250万人&興収42億円を突破。それぞれ客層の異なる作品が高い水準でしのぎを削り合う、実に賑やかな春休みとなっているようだ。

以下は、1~10位までのランキング(3月29日〜3月31日)
1位『変な家』
2位『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』
3位『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』
4位『オッペンハイマー
5位『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』
6位『四月になれば彼女は』
7位『ゴジラ-1.0』
8位『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』
9位『恋わずらいのエリー』
10位『FLY!/フライ!』


今週末は1970年代のオカルト映画ブームを牽引した『オーメン』(76)の前日譚『オーメン:ザ・ファースト』(4月5日公開)、第96回アカデミー賞で作品賞と脚本賞にノミネートされたラブストーリー『パスト ライブス/再会』(4月5日公開)などが控えている。

文/久保田 和馬

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